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Low-eペアガラスや網入りガラスが熱割れしないフィルムの選び方

事前の確認で目隠しフィルムも遮熱フィルムも安心して貼れます

国家資格1級ガラスフィルム施工技能士

Harumado 平井 喬

 

ガラスフィルムによる熱割れは回避可能

こんにちは!窓ガラスフィルムHarumadoの平井です。

今回は弊社にいただくお問い合わせの中で、「見た目の変化」の次に多い「熱割れ」について記そうと思います。

 

近年のLow-eペアガラスの急速な普及のなか、熱割れのことが良く分からずガラスフィルムの貼り付けに踏み出せないということがありませんか?。熱割れの知識とその回避策の提案は、国家資格「ガラスフィルム施工技能士」の必須能力。この記事では3~4分程度で読めるように内容をまとめましたので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

 

熱割れとは

原因は寒暖差による膨張収縮

熱割れしないガラスフィルムの選び方Harumado

人の目には見えませんが、実はガラスは日中の寒暖差によりわずかに膨張と収縮を繰り返しており、ガラスには絶えず負荷が加わっています。当然ある程度の負荷に耐えられるようにガラスは作られていますが、想定を超える負荷が加わると端から「ピシッ」とヒビが入ります。これが熱割れです。

 

大半のガラスは心配なし

熱割れの原因となる寒暖差は太陽光(日射熱)によって発生しますので、どんな窓ガラスにもリスクがあります。しかし、だからと言って街中のビル、家、学校、様々な施設のあらゆるガラスが割れているかというと、そんなことはありません。実は日射熱は通常のガラスだとほぼ素通りする性質があり、膨張収縮の負荷が「ゼロ」か「微々たるもの」なので、簡単には割れないのです。

 

熱割れしやすい一部のガラス

ところで「通常のガラスは日射熱が素通りするから熱割れがほぼない」ということは、日射熱が素通りしないようなガラスはリスクがあるということです。つまり日射熱をガラスで反射・吸収・熱交換するなど、なんらかの特徴があるガラスが該当し、一部のガラスでは熱割れが発生しています。

 

環境に特徴があるガラス

●ひたひたに結露するほどの大きな寒暖差がある

●太陽光がよく当たる方角を向いている(東~南~西)

●日光と影が同時に差し込む

●サッシが濃い色

性能に特徴があるガラス

●緑や茶色、グレーなどの色付きガラス

●Low-eガラス

●ワイヤー入りガラス等

 

フィルムは貼れるor貼れない?

これらの特徴が複数あるガラスにフィルムを貼ると、稀に熱割れを助長することがあるので要注意です。ただ熱割れは「貼らないと分からない」ものではなく、あらかじめ「熱割れ計算」を行うことでリスクを回避し熱割れせずに貼れるフィルムを選ぶことができます。

 

リスクは計算で判断できる

熱割れ計算とは

日射熱によって割れるリスクを、計算によって判断するためのものです。計算の基になるのは、ガラスメーカーとフィルムメーカーが公表している「光学性能」と、ガラスの種類、設置方角、サッシの特徴、日陰の当たり方等、いくつもの項目です。これらを数値化し計算した結果が許容範囲内であればフィルムを貼れます。*熱割れ計算は国家資格「ガラスフィルム施工技能士」にとって必須の作業工程

 

例で計算してみると

ここで例として、施工実績の熱割れ計算結果をご覧いただきます。近年の主流となっている「Low-eペアガラス」に、ご依頼が圧倒的に多い「透明遮熱フィルム」と「目隠しミラーフィルム」を貼った場合の結果です。*南向き・ほぼ同じサイズ・同一ガラス品番で合わせています。

 

例1)Low-eペアガラスに透明遮熱フィルム

使用フィルム:スリーエム/Nano80s

施工先:福岡市中央区お客様宅

透明遮熱フィルム(Nano80s)熱割れ計算結果

例2)Low-eペアガラスに目隠しミラーフィルム

使用フィルム:GLAFIL/RSP35

施工先:福岡市早良区お客様宅

ミラー目隠しフィルム(RSP35)熱割れ計算結果

 

結果はどちらとも「熱割れ可能性は低い」です。計算の仕組みの都合で可能性がゼロになることはないのですが、弊社でLow-eペアガラスにフィルムを施工した約550件の実績のうち貼り付け後の熱割れはゼロです。ガラス特性に合わせた適切なフィルムを選ぶことで、Low-eペアガラスにも網入りガラスにもフィルムは貼れます。

 

市販品の説明文「Low-eは✕」の意味

さて、ホームセンターでも一部のガラスフィルムは売られていますが、注意書きに「Low-eペアガラス ✕」「網入りガラス ✕」と必ず記載があります。市販品では熱割れ計算ができないため「念のため貼らないで」ということで「✕」です。先述の通り、プロだとガラス特性に合わせた適切なフィルムを選ぶことができます。市販品の「✕」が気になるときは、お気軽にご連絡ください。

 

 

事前の現地調査と実物サンプルで見た目をチェック!

遮熱・目隠しフィルムは見た目が一番

ご希望のフィルムが熱割れ計算をクリアしても、フィルムの見た目や明るさの具合が、暑さカットの性能が知りたいところですよね。弊社では事前の無料現地調査を行い、その際にサンプルフィルムと体感キットを持参して、見た目や遮熱性能をご確認いただくようにしております。画像や言葉よりも圧倒的に納得感が違うと好評で、訪問に合わせてお見積りもお伝え出来ますのでぜひ現地調査でお会いしましょう!

 

フィルムの専門家だからこそ

フィルムのご検討で、まずハウスメーカーや工務店に相談をすることもありますよね。信頼関係が出来ている担当者から「熱割れするのでフィルムは貼らないほうがいい」と言われると納得することもあると思います。弊社では福岡・佐賀を中心に80社ほどのハウスメーカー・工務店とお付き合いがありますが、熱割れについて詳しく説明をすると「そんな判定方法があることを知らなかった」や「熱割れの仕組みがわかった」「数値で見れると安心する」など言われます。つまり、フィルムのプロだからこそ分かることがあるということです。弊社では専門的なことを出し惜しみせず、お客様や取引先と積極的に共有することを心がけています。どんな小さな疑問や質問にも丁寧に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

 

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