箱根駅伝から学ぶ負けないことの強さ
今年のお正月は例年通りに出かけることもなく、家族と自宅で過ごした期間でした。
スポーツは見るのもするのも大好きですが、特にマラソンは私自身が取り組んでいるものでもあるので、箱根駅伝を毎年楽しみにしてる競技の一つです。
今年は例年以上に面白かった!
そして学ぶことが多かった箱根駅伝でした。
往路で大差をつけられた駒沢大学の大八木監督は、復路でも2度突き放されて「もう優勝はむりかもしれない」とよぎったそうですが、しかし諦めずに選手を信じ鼓舞し続けました。
選手もあきらめず、10区の最後2キロ、もうゴール目前で逆転し優勝のテープを切りました。
最後の襷リレーの時点で3分も差があったら、もう優勝は先頭の創価大学できまりと思いましたが、駒澤大学はあきらめずに、いや、正確には心が弱い方へと揺れながらもその気持ちに打ち勝ちたっのでは、と感じました。
なぜ駒澤大学駅伝チームは、レース中に何度も押し寄せる弱さに打ち勝てたのか。
テレビ越しにすら伝わってきたチームとしての強さを育んだ要因とは。
駒澤大学駅伝チームの文化、取り組みをぜひとも学びたいです。
一方の創価大学、まさかここまでやるとは思いませんでした。
どうしてもメンバー全員の持ちタイム合計が、全チーム中13位と見劣りするので、現実はシード確保のレースなのでは、と思っていましたので。
しかし現実は全く違いました。
往路はあの青山学院ですら12位でゴールして、青学の原監督が「シード狙い」と言わせるほどの過酷レースの中、2位に2分もの差をつけての優勝。
復路も区間賞を含む圧倒的な走りで独走して、優勝間違いなしと確信を与える走りをみせてくれました。
今年は各チームがコロナの影響で様々な影響を受けたはずです。
その中でもできる限りのベストの練習と調整をしてこられたと察します。
しかし、往路は悔しい思いをしたチームが多い中で練習の成果を出した優勝。
復路は持ちタイムで上回る各チームに差を広げて、最終晩までの独走。
榎木監督曰く「100%の自分の走り」の結果が、全チーム共通の「コロナ禍」という逆境で花開いた、と感じました。
逆境はみな同じ。
その中で100%の自分を出すために、チームの根幹に何を据えたのか。
一人一人がどう取り組み体現したのか。
深く学びたいです。
そして青山学院。
往路12位から総合4位でフィニッシュ。
復路だけでみたら駒澤大学を2秒上回る優勝。
「総合優勝は無理。現実はシード狙いと復路優勝」と切り替えられた意思の強さ。
キャプテンを欠く中で、駒澤大学の上をいく総合力を発揮したチーム力。
現実をいかにして受け止め、チーム全体としてなぜ力を発揮できたのか、学びたいポイントです。
何度も弱さに打ち勝ったチーム。
逆境を力に変えたチーム。
現実を受け止め力を発揮できるチーム。
箱根駅伝で感じたことを、私自身の学びとして生かしていきたいです。
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