本と西日の相性が悪いって本当?本の変色が起こらない対策とは
本の変色は紫外線が原因に?西日を避けるのも大切
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2023年11月23日更新
棚に並べて置いた本がいつのまにか変色していることありませんか?本の変色は、紫外線が原因で起こることがあります。特に夏の日差しと言える西日は、部屋の中を暑くするだけでなく、部屋の中の本やインテリアの色あせの原因になりやすいと言われています。そんな西日は、なぜ日焼けを起こしやすいのでしょうか。また紫外線以外で本が変色を起こす原因についても合わせてご紹介します。原因を踏まえた上で、本の色褪せを防ぐための対策方法についてご案内します。
Table of Contents
本はなぜ紫外線で変色してしまうの?
紙に化学反応を起こしやすい成分が
そもそも本は、なぜ紫外線によって変色を起こすのでしょうか。紙でできている本には、紫外線によって化学反応を起こす成分が含まれています。この化学変化によって日焼けを起こすと言われており、気がついた時には色が変わっていたなどの現象が起こることがあります。
紫外線が劣化を促進することも
変色などの本の劣化は、日差しによってもスピードが異なると言われています。特に夏の西日は紫外線がたっぷりの日差しになるため、本が日焼けを起こしやすくなります。西日が入りやすい部屋の場合は、出来るだけ西日が本棚に届かないよう配置することをおすすめします。
本の変色は紫外線以外にも起こる3つの原因
色褪せなどの本の変色は、紫外線による日焼け以外の原因で起こってしまうことがあります。紫外線以外で起こる劣化の原因を確認していきましょう。
紙の酸化
本は空気に触れ続けることで酸化を起こし、古い本だとボロボロになることもあります。本の劣化を防ぐには、出来るだけ空気に触れさせないようにすることも必要です。
カビの発生
本棚は湿度が溜まりやすいことから本にカビが発生することがあります。日焼けを避けるために太陽の当たらないところに置いておくと、返って湿度の影響で本にカビが付着するする可能性があるということです。カビの発生を避けるために通気性をよくすることが大切です。
害虫による被害
カビが発生すると言うことは、害虫による劣化が起こることがあります。害虫はカビを餌にすることがあり、本に直接的な害は少ないものの虫食いに合うこともあります。また害虫の発生により、虫の糞や死骸などが付着することもあります。
紫外線による本の変色を防ぐための4つの方法
紫外線のダメージによる日焼けや色褪せなどよ本の変色は、どのようにして防ぐことができるのでしょうか。本の日焼けの防ぎ方をご紹介します。
窓際に本棚を設置しない
日焼けを避けるために本棚は、窓際に置かないようにしましょう。日焼けだけでなく冬場は、結露などで本が濡れてしまう恐れもありますので、極力窓から離れたところに配置をするようにしましょう。また陰になりすぎると湿度が高くなる可能性もありますので、風通しの良いところへの設置がおすすめです。
遮光やUVカットのカーテンを取り付ける
どうしても窓に近い場所に設置する場合は、遮光やUVカットのカーテンを取り付けて、直射日光を避けるようにしましょう。60~90%ほどの紫外線をカットできて、なおかつ窓の目隠しもできるようになります。
窓ガラスにUVカットフィルムを貼ろう
窓ガラスに直接貼れるUVカットフィルムは、紫外線を99%もカットできて無色透明なので、明るさだけをを部屋の中に入れることができます。部屋の中には、本棚だけでなくインテリアや観葉植物などさまざまなも設置している方が多いと思います。それらも併せて紫外線対策できるのでとてもおすすめです。
ブックカバーを付けることも大切
一冊ずつケアしたいという方は、ブックカバーをかけるのも紫外線予防になります。本は、引き出しなどに仕舞う方もいらっしゃいますが、湿度が上がって他の弊害が出る可能性があります。通気性の良い本棚に一つひとつブックカバーをかけることで、その他の影響を避けながら紫外線対策が行えます。
西日の強い日差しから本を守って変色を防ぐ対策をしよう
西日は、他の日差しに比べて日が強いことで知られています。西日が入る場合には、部屋の向きを考慮しえ本棚を設置するようにしましょう。またUVカットフィルムを利用して、外からの紫外線量を調節し、本の劣化や色褪せを防ぎましょう。
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