ペット(爬虫類)には紫外線が必要?先に知っておきたい飼育方法とは
ペット(爬虫類)には紫外線は必ず必要なの?
この記事を読むための時間:3分
カメレオンやトカゲ、カメなど最近では、ペットとして飼える爬虫類の種類が増えつつあります。一見、飼い方が難しそうな爬虫類ですが、種類によってはとても飼いやすいことから、ペット初心者にもおすすめの動物です。そんな爬虫類には、紫外線が必要という話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。どうして爬虫類には、紫外線が必要な種類がいるのか、そして必要な紫外線の波長についてご案内します。また日光浴の方法についても合わせてお伝えしましょう。
Table of Contents
爬虫類にも紫外線が必要・不必要な種類がある!
爬虫類は、すべての種類が紫外線を必要としているわけではありません。紫外線が必要な種類、逆に紫外線を避けたい種類についてご紹介します。
紫外線が必要な爬虫類
紫外線が必要な爬虫類は、主に砂漠などに住んでいるトカゲなどと言われています。
- フトアゴヒゲトカゲ
- アルマジロトカゲ
- ケヅメリクガメ
自宅で飼いやすい爬虫類として代表的なこれらの爬虫類は、どれも紫外線が必要な種類になります。
紫外線が不必要な爬虫類
主に森の中に住んでいる種類や夜行性の爬虫類は、紫外線が不必要な種類が多いことで知られています。
- レオパードゲッコー
- コーンスネーク
特にヘビ類は、紫外線が不必要なことが多いので、注意が必要です。また種類によっては意外な爬虫類が紫外線を嫌うこともありますので、必ず飼う前にチェックすることをおすすめします。
紫外線ライトとよく似たバスキングランプって何?
UVライトと混同しやすい「バスキングランプ」は、体温を保つために必要な熱を出すランプです。認識を間違えると大変なことになりますので、必ず購入前にどちらが必要なのかを確認してから購入するようにしましょう。
バスキングランプが必要な爬虫類とは?
バスキングランプは、砂漠にいる爬虫類・森林にいる爬虫類どちらにも必要な場合があります。リクカメやカメレオンなどは全般必要になり、トカゲやイグアナは種類によって異なりますので、必ず種類を確認しておくようにしましょう。
爬虫類に必要な紫外線の波長とは?
紫外線が必要な爬虫類には、主にB波(UVB)が必要と言われています。カルシウムが不足が原因で起こるクル病など人間同様に引き起こす可能性がありますので、紫外線が必要な爬虫類には、しっかりと日光浴時間を設けるようにしましょう。
爬虫類にB波(UVB)が必要な理由って?
B波(UVB)は、ビタミンDの生成に必要な紫外線です。丈夫な骨を作るために欠かせないカルシウムを吸収するために重要性なら栄養素であることから、紫外線を浴びてしっかり身体に取り入れるようにしてあげましょう。
A波(UVA)は防ぐべきなの?
紫外線の中には、B波(UVB) の他にA波(UVA)という波長の紫外線があります。この紫外線には、新陳代謝を活発化させ、脱皮を促進させる役割があります。また食欲の増加を促す効果も期待できますので、B波(UVB)と同じく吸収しましょう。
爬虫類に必要な日光浴の基本
爬虫類にとってどの波長の紫外線が必要かを確認したところで、最後に紫外線を必要とする爬虫類のための日光浴の基本をご案内します。
日光浴の時間は2時間
爬虫類の日光浴は、2時間を目安に行いましょう。脱水症状を起こさないようにするために水飲み場を用意しておくのもおすすめです。また適度に日陰になるところを作ることで、日陰で身体を休ませながら日光浴ができます。
日が高い正午がベスト
日光浴は、日の高い正午がおすすめです。10:00~14:00の間はどの季節も日が高いので、しっかり日を浴びることができます。
冬場は紫外線ライトでカバー
冬場は、日照時間が短く地域によっては日が差さないところもあります。そんな日の入りが悪い場合には、紫外線ライトでカバーしましょう。紫外線ライトは、室内で使用することができるので、爬虫類の体温も守りながら日光浴が行えます。
紫外線が必要なペット(爬虫類)に適度な日光浴を
爬虫類をペットとして飼う場合には、必ず紫外線が必要な種類であるかどうかを確認してからおうちに迎えましょう。また日光浴の基本的なポイントもご紹介しましたので、やり方や注意点を確認し、適度な日光浴でペットを健康的に育てましょう。
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