あなたの鳥に紫外線は足りてる?自宅内でできる日光浴方法とは
鳥には紫外線が重要?自宅内で紫外線を確保するには
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自宅でも飼いやすいペットとして人気の鳥類には、紫外線が必要という話を聞いたことがありませんか?紫外線と聞くと、日焼けなどによる肌へのダメージが懸念されることから、人によっては避けたい光とされています。しかし紫外線の中にも大切な成分が含まれていることから、適度な日光浴も必要だと言うことを知っておくと良いでしょう。そんな紫外線は、鳥にとってなぜ必要とされているのでしょうか。紫外線が必要な理由、そして紫外線を確保する方法と日光浴で気をつけたいポイントをそれぞれご紹介していきましょう。
Table of Contents
なぜ鳥には紫外線が必要なの?
まずは、鳥にとってなぜ紫外線が必要なのかについて知っておきたい3つの要素をご紹介します。
ビタミンDの合成と吸収を促進させるため
鳥は、人間と同じくカルシウムを吸収するためにビタミンDが必須です。ビタミンDは、紫外線を浴びることで合成と吸収を促進し、骨の健康を守ることができます。心臓や筋肉、神経の正常な機能を維持するためにも大切な栄養になりますので、適切なカルシウムレベルを守りましょう。
紫外線(UV)欠乏での疾患を予防するため
ビタミンDが不足してしまうとビタミンD欠乏症を引き起こしてしまう恐れがあります。紫外線(UV)欠乏することで引き起こす疾患を予防するためにも日光浴が大切になります。またビタミンD欠乏症は、卵塞症や軟状卵、骨折、発作などを引き起こす恐れがあるので、紫外線を浴びてビタミンDの吸収を促しましょう。
健康と生活の質を向上させるため
鳥にとって紫外線は、ビタミンDの吸収や疾患防止だけでなく、羽毛の質や羽の損傷行動、気分や気性などにも影響を及ぼします。紫外線は、精神的な面での健康を保つためにも必要であることが伺えるでしょう。鳥がリラックスできるようたっぷり日光浴させてあげましょう。
鳥に必要な紫外線はどうやって確保するの?
鳥の健康を守るために必要な紫外線は、どのようにして確保すべきなのでしょうか。室内で鳥を飼う前に知っておきたいポイントをご紹介しましょう。
UVライトを設置する!
日光浴をさせるには、さまざまな方法があります。中でもUVライトは、適度な日光浴が行えることから、鳥専用のライトが販売されているなど、ポピュラーな日光浴の方法です。また季節的な理由で日光浴が出来なくなることを防ぐこともできます。
室内で直射日光浴を浴びるのはどうなの?
お部屋の中で直接日光浴をさせるのは、どうなのか気になる方も多いでしょう。結論から言うと室内での直射日光浴を浴びることも可能です。しかし直射日光の場合、熱も一緒に浴びることになるので、日陰がないと暑さで鳥が弱ってしまうこともあります。必ず日陰になる場所を確保するようにしましょう。
鳥を野外で日光浴させないことの3つのメリットとは?
紫外線が必要な場合、外で日光浴をさせようと考える方もいらっしゃるでしょう。しかし野外での日光浴には、さまざまな弊害があると言われています。鳥を野外で日光浴させないことの3つのメリットについてお伝えします。
気温による健康への影響を防ぐことができる
野外での日光浴は、気温に対する注意が必要です。夏場であれば唸るような暑さ、そして冬場には凍えるような寒さが待ち受けています。野外ではこのような気温による健康への影響が懸念されるため、室内での日光浴の方が健康上の安全が確保できます。
カラスや猫などの外敵から守ることができる
野外の場合、カラスや猫などの外敵に命の危険を脅かされることがあります。鳥籠に入っていても場合によっては危険を生じることもあるでしょう。外で日光浴を行う場合は、目を離すことが出来ないので、室内での日光浴をおすすめします。
鳴き声などの近所への騒音やトラブルを防げる
野外で日光浴をさせると、鳴き声などの影響で近所への騒音やトラブルを引き起こしてしまう可能性も視野に入れる必要があります。鳥の性格や種類によっても鳴き声の大きさが異なりますので、ご近所さんとのトラブル回避のためにも室内で日光浴を行いましょう。
鳥にとっての紫外線の重要度を理解して自宅で安全に日光浴を!
紫外線は、鳥にとって大切な光であることがお分かりになれたでしょうか。野外で日光浴をさせたいという方も多いですが、トラブル回避のためにもUVライトの設置や室内での日光浴をおすすめします。鳥の健康と安全を守るためにも室内で正しく日光浴をしましょう。