台風から窓ガラスを守りたい!でも割れないガラスはない。真の対策は・・・?
風を侵入させないことが対策
まずは人命第一
今日は豊前市の介護施設ケアハイツぶぜん様にて、飛散防止フィルムを施工させていただきました。
過日の台風の影響や地震による被害を懸念されてのフィルムのご依頼で、全ての居室と共用部の窓ガラスが対象でした。
介護施設からのお問い合わせは、特に台風の前後で多くなる傾向があります。
「窓ガラスが割れると危ないので予防したい」
「ガムテープを貼って剥がすのが大変で・・・」
「以前の台風で窓ガラスが大きく揺れて怖かった」
など、台風が来ると窓ガラスの潜在的な危険性を感じるからだと思います。
入居されている方やスタッフの皆様に被害が出るかもしれない、設備なども影響があるかもしれないと考えると、他の業種と比べると敏感なのだと感じます。
今回の施設様も、第一に人的な被害を未然に防ぐことが目的でした。
飛来物がガラスの天敵
実は窓ガラス自体は、風速50mくらいまでなら単独でも耐えられる強度があります。
「たわんで怖い」と思われる現象も、裏を返せば「たわむことで受ける圧力を分散させている」ということになります。
全面的に受ける圧力には一定の強さを持つのがガラスです。
が、あくまで単独ではという前提です。
木片や石などはもっと弱い風速で飛ばされますし、それらの飛来物がピンポイントで窓ガラスに当たってガラスを割ってしまい、室内に強風が吹きこむ「穴」ができます。
この穴によって強度のバランスを失ったガラスに、追い打ちをかけるように強風が吹きつけ、風が侵入しガラスの割れが一瞬で拡大して室内中にガラス片が飛び散ってしまうのです。
残念ながら今の時点では絶対に割れないガラスはありませんので、どんなに強い強化ガラスでも、ピンポイントで物が当たるとガラスは割れてしまいます。
ですから、未然に被害を防ぐ目的で飛散防止フィルムを窓ガラスに貼ると、最悪窓が割れたとしても飛び散らずに保持するので、風が侵入することなく安全を確保できます。
参考までに、シャッターやサッシなどを製造しているリクシルが公開している実験動画をご紹介します。
飛来物の影響がよくわかりますので、一度ご覧ください。
シャッターや防犯合わせガラスも台風の対策としてとても有効です。
予算や工期・効果などを比較された上で、ベストなものをぜひお選びください。
短工期、低予算でお探しの場合はフィルムが有効です。
フィルムはJIS認定製品であり、国家資格の施工技術が必要になりますが、私は資格を持っておりますので対応可能です。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
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