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窓の目隠しフィルム10選!人目を気にせず部屋に光を入れたい方必見

 

 

 

国家資格1級ガラスフィルム施工技能士

Harumado 平井 喬

 

窓の目隠しをすると、「お部屋が暗くなる」と心配になりませんか?または「目隠ししても光は取り入れたい」との希望をお持ちではないでしょうか?せっかくプライバシーを守っても、お部屋が暗くなっては気分もめいってしまいますし、圧迫感を感じることもありますよね。

 

そこで、今回は窓に目隠しをしてもお部屋に光が入ってくるガラスフィルムをご紹介します。

 

この記事は、年間施工件数200件を超え、国家資格「ガラスフィルム施工技能士」1級を持つ私の経験をもとにまとめたものです。実は、目隠しフィルムの種類はとても豊富。プライバシーを守りつつご希望に合わせて光の透過率を選ぶことができます。

 

そのためこの記事では、実例のビフォーアフターの画像をご覧いただきながらあなたにおすすめのフィルムを紹介します。

 

・目隠しフィルムを選ぶポイント3つ

・目隠しフィルム厳選10選

・貼りたい場所別のフィルムの選び方

・目隠しフィルムをDIYする際のポイント

 

この記事を参考にしていただければ、ご自宅のプライバシーを守りつつ、明るいお部屋になるフィルムがきっと見つかります!それぞれのフィルムのビフォーアフターの画像もありますので「我が家だとこれ」のイメージが湧いたり、もしかしたらイメージしていなかった意外な発見もあるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

目隠しフィルムを選ぶポイント3つ

目隠しフィルムを選ぶ時のポイントは「明るさとプライバシーの両立」「可視光線透過率」「時間帯」の3つのポイントで選ぶことができます。それではそれぞれを分かりやすく解説します。

 

部屋の明るさとプライバシー保護のバランスを決める

目隠しフィルムを選ぶ時に一番大切なポイントです。目隠しフィルムは種類が多く、見た目が真っ黒で何も見えなくなるレベルから、服の色やシルエットの認識ができる薄っすら目隠しなど多種多様。シンプルにまとめると「見た目が濃い=暗くなる」「見た目が淡い=明るくなる」という大きく二つの特徴があります。

 

【例】すりガラスタイプのフィルム

目隠し効果と部屋の明るさのチャート

 

基本的にどの目隠しフィルムでも、室内が見えない効果があります。ただ、明るさを重視すると見た目がぼやけても服の色やシルエットが見えるようになりますし、目隠しを重視すると暗さを感じることもあります。どの程度見えなければいいのか、どの程度明るいといいのか。理想と許容できる範囲のバランスを見極めるために、事前に複数のサンプルフィルムを見比べるようにしましょう。

 

目隠しをしたい時間帯を決める

 

目隠しが必要な時間帯もポイントの一つです。「昼も夜も見えなくしたい」「昼だけ見えなければいい」「夜をしっかり目隠し」など、1番目隠しをしたいシチュエーションの希望があるとフィルムを決めやすくなりますよ

 

商品の「可視光線透過率」を見る

【例】すりガラスフィルムの可視光線透過率と見た目の比較

可視光線透過率と見た目の比較Harumado

 

可視光線透過率(以降透過率)とはフィルム越しに入ってくる明るさの割合のことで、0%ほど光が入らず暗くなり、100%に近くなるほど光を通して明るくなります。明るさ重視だと80%以上、人のシルエットや家具、間取りを見せたくない場合は30~70%くらいなどを選ぶとよいでしょう。特にご自身で目隠しフィルムを購入してDIYする際はご自宅でサンプルを試せない場合が多いので、商品の説明の欄などで確認するようにしてください。

 

以上を参考に選んでみてくださいね。

 

 

プロが厳選する目隠しフィルム10選

目隠しフィルムはメーカーによって見た目の濃淡や可視光線透過率にわずかな違いがあるものの、明るさの感じ方や目隠し性能にほぼ差がありません。そこで今回は、フィルムの品番ではなく以下5種類の一般的な通り名を使用し、それぞれ2種類ずつの10選をまとめました。実際に施工したビフォーアフター画像でご紹介します。

 

・すりガラスフィルム

・ホワイトフィルム

・グラデーションフィルム

・ミラーフィルム

・不透過フィルム

 

ところで目隠しフィルムにはスモークフィルムとデザインフィルムもありますが、スモークフィルムは車の後部座席のようにガラスに色がつくぐらいで目隠し効果はあまり期待できません。同じように和柄やステンドグラス風などのデザインフィルムはデザイン次第で完全に見える部分ができたり、おしゃれ重視で目隠し性能が期待できないものが多いです。そのためこの記事ではスモークフィルムとデザインフィルムをあえて外しています。

 

すりガラスフィルム2種類

「すりガラスフィルム」とはその名の通り、貼ることですりガラスのように見えるフィルムのことです。貼っても違和感がなく自然な目隠しができるため、最も人気があります。どの透過率でも目隠し効果がありますが、明るさと見た目の色の濃さが変わります。

 

すりガラス濃色

表情全く見えない
服の色全く見えない
シルエット全く見えない
室内の明るさ☆★★★★
透過率33%

目線や影のラインが全く見えないので、特にプライバシーに気をつけたい場所におすすめです。

 

すりガラス淡色

表情ぼやけて見えにくい
服の色ぼやけて見えにくい
シルエットぼやけて見えにくい
室内の明るさ☆☆☆☆★
透過率84%

最も自然なすりガラスに見えるフィルム。室内の明るさがほぼ変わらず外の視線を遮られる。一番人気の目隠しフィルム。

 

ホワイトフィルム2種類

見た目が障子のように白っぽく見えるのが「ホワイトフィルム」です。すりガラスフィルムよりも高い目隠し効果があり、どの透過率でも内外どちらからもシルエットや表情が分からないのが特徴です。また眩しさの対策もすりガラスフィルムより優れており、濃色と淡色どちらとも西日対策などで人気があります。中間色もありますが滅多に出ることがないため今回は外しています。

 

ホワイト濃色

表情全く見えない
服の色全く見えない
シルエット全く見えない
室内の明るさ☆★★★★
透過率28%

目隠し効果はとても高く、また透過率が低いため眩しい日差しを遮ることができます。西日がよく当たるお部屋などにおすすめです。

 

ホワイト淡色

表情ほぼ見えない
服の色ほぼ見えない
シルエットほぼ見えない
室内の明るさ☆☆☆★★
透過率65%

目隠し効果がありつつ、濃色よりも透過率が高いため明るさを取り込みます。北向きの窓やもともとお部屋があまり明るくない場合におすすめです。

 

グラデーションフィルム2種類

無色透明の部分からホワイトフィルムの部分へと段々と変化するフィルムです。ホワイトフィルムが濃くなるほど見えづらくなります。階段やエスカレーター、会議室用など企業様に人気ですが、道路沿いのご自宅の1階の目隠し用に施工したことも。メーカーによってドット、ストライプ、ひし形等の様々なバリエーションがあります。

 

サイドグラデーション

表情全く見えない
服の色全く見えない
シルエット全く見えない
室内の明るさ☆☆☆☆★
透過率柄:30% 無色透明:100%

端から端へと、有色不透明が無色透明へと一方向のみに段々と変化するフィルムです。会議室や喫煙室のように腰から上を目隠しして、足元を見せることで在室が分かります。反対に、窓際のカウンターのように腰から下を隠して覗き見を防ぎ、上を無色透明にすることで明るさを取り込めます。

 

センターグラデーション

表情全く見えない
服の色全く見えない
シルエット全く見えない
室内の明るさ☆☆☆☆★
透過率柄:30% 無色透明:100%

中央から両端へと、有色不透明が無色透明へ二方向に段々と変化するフィルムです。フィルムの中央付近が目線ゾーンで、両端が無色透明になります。サイドグラデーションよりも見える部分が広いのが特徴です。床から天井までの大きなガラスに合います。

 

ミラーフィルム2種類

外から室内が見えず、室内から外が見えるのがミラーフィルムです。明るい昼間に外から窓を見るとまるで鏡のように風景が映り、一方の室内から窓を見ると外の景色が見えます。夜になると室内が見えるのでカーテンで目隠しするようにしましょう。

 

ミラー濃色

表情ほぼ見えない
服の色ほぼ見えない
シルエットほぼ見えない
室内の明るさ☆☆★★★
透過率16%

目隠し性能を重視した「はっきりミラー」です。窓際のレースカーテンがわずかに見えることがありますが、目を凝らしても室内はほぼ見えません。ガラスの種類や大きさ、枚数に関わらず目隠しが可能で、掃き出し窓が4枚以上連なる窓や2面採光のお部屋など、採光が自慢の直射が入りやすい窓におすすめです。

 

ミラー淡色

表情見えにくい(ガラスによる)
服の色見えにくい(ガラスによる)
シルエット見えにくい(ガラスによる)
室内の明るさ☆☆☆★★
透過率40%

明るさを重視した「うっすらミラー」です。「貼っても見た目が変わらない」といわれる方が多く明るさを感じやすいです。ガラスの種類によっては外から見ると「景色も映って室内も見える」ことがあるため、ガラス自体に濃い色の着いたLow-eペアガラス・トリプルガラス等におすすめです。日が当たりにくい窓など、日中も影がずっと入る窓にもおすすめです。

 

不透過フィルム2種類

ここまで見てきた目隠しフィルムは、明るさと目隠しを両立するタイプでした。しかしフィルムには明るさ度外視でほぼ目隠しに特化した種類もあります。

 

パーフェクトホワイト

表情全く見えない
服の色全く見えない
シルエット全く見えない
室内の明るさ★★★★★
透過率14%

見た目は真っ白なフィルムです。透過率はあるものの明るさを感じることはまずなく、室内の様子は全く見えなくなります。

 

パーフェクトブラック

表情全く見えない
服の色全く見えない
シルエット全く見えない
室内の明るさ★★★★★
透過率0%

まさしく真っ黒なフィルムで、内外どちらからも見た目は完全な黒になります。

 

サンプルを見たい方はこちら

 

 

貼りたい場所別におすすめの目隠しフィルム

窓の目隠しフィルム10選!人目を気にせず部屋に光を入れたい方必見

 

お家のどこの窓を目隠ししたいでしょうか?明るさや見た目のご希望はどのくらいがいいでしょうか?お部屋のプライバシーを守るためには適材適所のフィルム選びが大切です。なぜなら貼りたい窓の特徴を考慮せずフィルムを貼ると、フィルムの特性を活かせなくなるからです。例えば、すりガラスフィルムを大きな掃き出し窓に貼ると、プライバシーは守れても外が見えないことでストレスを感じやすくなります。また、ミラーフィルムをお風呂場やトイレに貼ると夜は丸見えになってしまいます。ここではリビングや寝室などの窓の特徴をまとめながら、それぞれにおすすめの目隠しフィルムをご紹介します。

 

リビング

日焼け止めフィルムならHarumado

■特徴

・大きな掃き出し窓が複数個所ある

・家の中で最も広く開放的で明るい

・日中長い時間を過ごす場所

・外の風景を見たい

・カーテンを開けると道路や隣家が近いので丸見えになる

 

ミラーフィルム濃淡色

 

■リビングのポイント

大きな窓の解放感を活かすために景色が見えるミラーフィルムが向いています。室内から外の景色が見えて外から窓を見ると鏡のようになるので、プライバシーを守りつつ解放感と明るさを維持できます。夜になると見え方が逆転するのでカーテンをしめて目隠ししましょう。一方で、すりガラスフィルムやホワイトフィルムを貼ると外が見えなくなって圧迫感や閉塞感を感じやすいです。

 

キッチン

■特徴

・採光用の小さな窓や細長い窓がある

・既にすりガラスの場合でもシルエットや服の色が見えることがある

・差し込む太陽光が眩しい時がある

すりガラスフィルム濃淡色

ホワイトフィルム濃淡色

 

■ポイント

キッチンは意外と見せたくないものが多い場所。すりガラスフィルムやホワイトフィルムで朝も夜も外からの視線を気にすることなく料理に集中できるようになります。料理をする時間が朝日や西日で眩しい時は濃色を選ぶと対策ができますよ。

 

寝室

■特徴

・大半が睡眠時のみの使用

・クローゼットがあり着替えをする

・ノーメイクですごす

すりガラスフィルム濃淡

ホワイトフィルム濃淡

 

■ポイント

昼も夜も目隠しできるすりガラスフィルムやホワイトフィルムだと、生活リズムに関係なく目隠しできます。濃色タイプは太陽光を減らせるため、特に夜勤明けで昼間に寝る方などにおご好評いただいています。淡色タイプは太陽光を取り込めるので、気持ちのいい日光を取り入れたい方におすすめです。

 

和室

■特徴

・掃き出し窓や細長い窓など採光用の窓が1か所ある

・子供のプレイルーム、寝室、団らんの間、客間など多様な目的で使われる

・和風テイストが好まれる

ホワイトフィルム淡色

 

■ポイント

ホワイトフィルムの別名は障子風フィルム。和室だけでなく、和モダンな壁やフローリング、和風のインテイリアが多いお部屋など、和風テイストのお部屋にしっくりきます。濃色タイプでも雰囲気に馴染みますが、人によっては壁紙のように感じることもあるようです。ほどよい明るさを取り込む淡色タイプは和風テイストに合わせやすいですよ。

 

子供部屋

■特徴

・平均6畳ほどの広さ

・窓は腰高窓が1か所や小さな窓が2枚など少ない

・年頃になると覗かれる心配が増す

・子供が一日中すごす

ミラーフィルム濃淡色

 

■ポイント

子供部屋の窓は数が少なく小さいことが多いため圧迫感がないほうがいいでしょう。この点すりガラスフィルムやホワイトフィルムよりもミラーフィルムが優れています。夜は室内が見えるのでお子様のプライバシーを守るためにカーテンを使いましょう。ところでお子様自身がサンプルを見てフィルムを選ぶ場合は、デザインフィルムを気に入ることが多いと感じます。デザインによっては室内が見えやすいものもありますので、よく相談して決めるようにしましょう。

 

お風呂

■特徴

・壁に採光用の小さなすりガラスがある

・脱衣所との仕切り扉(入口)に身長以上の大きさの透明ガラスが使われていることがある

ホワイトフィルム濃色

 

■ポイント

お風呂は高いレベルでプライバシーを守りたい場所。しっかりした目隠し効果を得るために、ホワイトフィルム濃色がおすすめです。シルエットすらぼやける高い目隠し性能で夜でも体のラインが全く見えなくなります。また、顔のパーツや服の色も判別できないほどですので、安心してお風呂に入れます。

 

トイレ

■特徴

・壁に採光用の小さなすりガラスがある

ホワイトフィルム濃色

 

■ポイント

お風呂と同様に特にプライバシーをしっかり守りたいトイレには、ホワイトフィルム濃色が相応しいです。採光を気にする必要もありませんので、目隠し性能重視で選ぶようにしましょう。

 

玄関

■特徴

・玄関扉には採光と人の来訪を確認するための細長い窓や丸い小窓がある

・玄関周りには無色透明のFIX窓や腰高窓がある

すりガラスフィルム淡色

 

■ポイント

玄関周りの窓は採光用のため、外から見ると玄関が丸見えの状態。すりガラスフィルム淡色を貼ることで、採光を維持しつつ、見られる心配を解消できます。また、室内から窓を見ると人の往来やシルエット、おおまかな服の色なども確認できます。玄関扉の小さな窓はすりガラスなので、特に貼る必要はありません。

 

吹き抜け

世田谷区で吹き抜け窓の目隠しフィルムならHarumado

■特徴

・リビング全体が照明なしで明るくなる抜群の採光性

・空が見えることや天井が高くなることで開放感も得られる

・間取り次第でリビングや2階のお部屋や階段などが丸見えになる

ミラーフィルム濃淡

 

■ポイント

吹き抜け窓の最大のメリットである「明るさ」をしっかり残して、外の風景も見えるようにするためにはミラーフィルムがベストチョイスです。特に淡色は見た目の印象が変わらないと言われる方が多く、明るさも取り込めます。濃色だと暗さを感じることがありますが、外からみるとほぼ完全な鏡に見えるため「高い目隠し性能のほうに満足感」と言われる方が多いです。

 

我が家に合うフィルムを知りたい方はこちら

 

 

目隠しフィルムのDIYはここがポイント

窓ガラス目隠しフィルムの貼り方はここがポイントHarumado

 

目隠しフィルムを「自分で貼ろう」と思うこともありますよね。もしかしたらスマホのフィルムのように簡単に貼れるイメージがあるかもしれません。しかし、窓用フィルムはスマホのフィルムのようにガラスに乗せるだけではかってに貼りつきません。きれいに貼るためにいくつも手順があって道具も必要です。そこでこの章ではプロが実際に現場で行っている貼り方をお伝えし、気をつけるべきポイントもおしみなく記します。多少難しい点もあると思いますが、完璧に仕上がる貼り方なのでぜひ試してみてください。

 

道具の準備

・養生シート

・セロテープ

・吸水タオル

・霧吹き*

・水(500cc)*

・中性洗剤*

・キッチンペーパー

・スクレイパー*

・ワイパー

・スキージー*

・カッター

 

あらかじめ霧吹きに水を500ccと中性洗剤5~6滴を入れてよく混ぜておきましょう。スクレイパーはガラス表面の汚れを削るための道具で、ホームセンターで安価で購入できます。スキージーは水抜きをするための道具です。専用のものは3~4千円ほどしますので、プラスチック製の安価なもので代用できます。

 

ガラスフィルムのDIY貼り付け手順

窓周辺の養生

・窓周辺が汚れないようにビニールシートで1mほど養生します。

・動かせるものは動かして、動かせないものにはシートをか被せましょう。

・ビニールシートの上に吸水用のタオルを敷いて養生完成です。

 

ホームセンターで売られている「マスカー1100mm」はテープとシートが一体化しているので使いやすいですよ。

 

ガラスの汚れをスクレーパーで落とす

・ガラスに霧吹きで水分をたっぷり吹き付けます。

・スクレイパーで表面についたごみやほこりなどの汚れを落とします。

・上から下へとガラス全面にスクレイパーを当てます。

 

ガラスが傷付かないようにガラスに対して15度くらいの角度で寝かして使いましょう。

 

浮いた汚れをワイパーで流す

・スクレイパーを使った後は汚れが浮いた状態です。

・水分をたっぷり吹き付けてワイパーで水切りします。

 

お掃除屋さんのように左右の動きは慣れが必要なので、基本は上から下へと1列ずつ動かします。

 

残った水分を拭きとる

・ゴムの部分(コーキング)や鍵(クレセント)の裏には汚れを拭くんだ水が残っています。

・キッチンペーパーで残らず拭き取ります。

 

ティッシュペーパーやタオルは毛埃が出るのでキッチンペーパーがおすすめです

 

保護フィルムの剥離

・目隠しフィルムの接着面には保護フィルムが貼られています。

・指で剥がしにくい場合はセロテープを保護フィルムの四角のひとつに貼って引っ張ると剥がれてくれます。

・10cmくらい剥がれたら水分を吹き付けて、一時的に接着力を抑えるようにしましょう。

・水を吹き付けた部分を触っても指紋が残らないので、そこを抑えて「10cm剥がす→水を吹き付ける」を繰り返します。

 

水分を吹き付けずに一気に剥がすと静電気が発生して空気中の埃がくっついてしまいます。

 

フィルムをガラスに乗せる

・フィルムを乗せるガラスに水をたっぷり吹き付けます。

・フィルムの接着面にも水をたっぷり吹き付けてガラスに乗せます。

 

ガラスに乗せる時は狙った位置にぴたりと乗せなくても問題ないです。大まかに乗せて後ほど位置調整します。

 

フィルムの位置調整

・水分が十分に含まれているとガラスの上でフィルムが動いてくれます。動かないときは水を入れなおしてください。

・サッシにくっつくこともありますので、サッシにも水を吹き付けましょう。

・右辺だけサッシにはみ出ないように、サッシのゴムの部分(コーキング)から1~3㎜ほど隙間を開けます。

・この少しの隙間はフィルムの剥がれ防止のために必要です。ゴム部分にフィルムがあたると剥がれやすくなります。

・上下と左のはみだした部分は後ほど切り落とします。

 

右辺だけはみださないフィルムの乗せ方は、クレセント(鍵)の裏にフィルムを滑り込ませるための工夫です。

 

フィルムがずれないようにする

・位置調整が終わるとフィルムがずれないようにフィルムを固定させます。

・スキージーを使って大きな「Tの字」を描くように水を抜きます。

・フィルムが動くようであれば「Tの字」を太くするように水を抜いて、動かなければやめていいです。

 

安価なスキージーはフィルムを傷つけることがあるので、キッチンペーパーを巻いておくと傷を防止できます。

 

はみ出た3辺のフィルムを切り取る

・定規の目盛り側の反対側をガラスに垂直に当ててサッシのゴムの部分に沿わせます。

・こうすると定規の分の隙間(約2㎜)が確保できます。

・定規に沿うようにカッターを優しく滑らせると、フィルムだけ切れてガラスは傷がつきません。

・右辺は隙間を空けているのでカッターで切らなくていいです。

 

カッターに力をいれると刃先が折れてガラスが傷つきますので、優しく滑らせることがポイントです。

 

全体の水分を抜く

・3辺を切り落とすと、ガラス全面の水分を残らず抜き出します。

・ガラスの中央から左へ、中央から右へとスキージーをゆっくり動かします。

・この左右の動きを上から下へと1列ずつ進めます。

 

筋状やぽつぽつ見える水残りは乾燥後に気泡になりますので抜ききってください。

 

フィルム表面をワイパーできれいにする

・水をフィルム全面に吹き付けて上から下へとワイパーで水切りします。

・もし気になる汚れがあれば「消毒用アルコール」で拭き上げるときれいになることが多いです。

 

汚れを落とすときに市販のガラスクリーナーを使うとフィルムが痛むので使用厳禁です。

 

4辺のわずかな水分を抜く

・清掃をすると水残りしている箇所に気づけることがあります。

・特に4辺付近は水残りしやすいので、わずかにある水分を丁寧に抜き出すようにしましょう。

 

ガラスを見る角度を正面、下、右左と変えながら水残りを確認しましょう。目立つものがなければあとは自然乾燥にまかせてOK!

 

サッシに残る水分を拭きとる

・サッシやクレセント、周辺についた水分をキッチンペーパーで拭き取ります。

 

養生の撤去

・貼り付けが終わると養生ビニールシートの撤去です。

・ゴミや水分を含んでいますので、漏れないように巻き込みながらまとめます。

・水分を含んだタオルは絞って洗濯してください。

 

根気よく最後までトライ!

さて、できるだけ分かりやすく簡潔に記したつもりですがいかがでしたか?この手順の通りに貼ろうとすると時間がかかり、気力も使うかもしれません。でもどうかめげずに最後までトライしてみてください。貼り終えた後に仕上がった窓を見ると、きっと達成感を感じられますよ。YouTubeで「窓フィルム 貼り方」で検索するとたくさん動画が出てきますので、それを参考にするのもおすすめです。

<フィルムの注文はフルオーダーカットがおすすめ>

フィルムはダイソーやニトリ、カインズなのどのホームセンターでも購入できます。ただ、ちょうどいいサイズではないため、切り出しやジョイント施工が必要になります。切り出しはフィルムが折れたり傷が入りやすいなどリスクがあります。またジョイント施工はDIYだととても難しい作業です。そこで、フィルムの購入はガラスのサイズぴったりにフィルムを切り出してくれる「フルオーダーカット」がおすすめです。購入時に入力したサイズちょうどで手元にフィルムが届くので、切り出しやジョイント施工の手間がかかりません。はみ出た3辺のカットも不要なので、作業も楽になりますよ。

フルオーダーカットで購入できるサイト↓

ガラスフィルム通販センターのDIYヘルパー

 

 

目隠しフィルムを貼る際はプロの業者に相談するのがおすすめ

目隠しフィルムの貼り付けはプロがおすすめHarumado

 

ここまで目隠しフィルムのことを詳しく解説してきましたが、個人的にはフィルムの選定から貼り付けまでプロにお任せいただくことがおすすめです。主な理由は次の3つです。

 

●目隠しフィルムは多くの種類がありどれを選べばいいのか迷う

●市販のフィルムは大きすぎたり小さかったりサイズが合わない

●DIY貼り付けはしわが入ったり気泡が残りやすい

 

このどれかに当てはまる場合はぜひプロに相談してみましょう。

 

業者選びのポイント

目隠しフィルムの業者を探してみると、意外とたくさん見つかると思います。その中からどの業者を選べばいいか迷ったときは、次のポイントを基準に選んでみてください。

 

●一級技能士の国家資格がある

●現地調査でサンプルを見せてもらえる

●見積もりが素早くて項目別に明朗

●施工実績が豊富

 

国家資格は知識と経験がある証です。特に入門編の2級よりも上位資格の1級は取得する難易度が高く、最低でも7年の現場経験とコンスタントな実績等が求められます

 

また、多くのフィルムの中から希望に添うひとつを選ぶためには、事前に窓にサンプルを乗せて確認する作業がかかせまん。その確認作業を行うための現地調査の有無は大きな比較ポイントです。

 

その現地調査の際に、サッシを含まないガラス面のみを採寸してお見積もりを出します。内容は「ガラス面積×1㎡単価+交通費などの実費分」と明朗遅くとも翌営業日までには文書(データ含む)でお示しできるので、日数がかかる場合は不慣れな業者かもしれません。

 

そして施工実績が豊富な業者は窓のビフォーアフターを現場で多く見ているので、「貼るとどう見えるのか」「お部屋の明るさはどうか」等の説明に納得感があります。

 

目隠しフィルムならHarumado

弊社Harumadoであれば国家資格1級のガラスフィルム施工技能士に認定されており、施工技術と現場での実績は自信を持っています。また、全メーカー全種類のフィルムのサンプルを取り揃えているため、ガラスの種類(Low-eペアガラスや網入りガラス等)や周辺環境に合わせたフィルムのご案内も可能です。そして無料の現地調査も行っていますので「外から中が見えないけど中から外は見えたい」とか「昼も夜も目隠しできて明るいお部屋が希望」など、おおまかなご希望でもどんどんお教えください。その場でお見積もりもお示ししますのでご好評いただいております。

 

いろいろと記してとても長い文章になりましたが、最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。この記事がきっかけとなり、みなさまにとって理想の窓が実現することを心から願っております。

 

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