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吹き抜け窓の地震対策|ガラスが割れる震度は身動きが取れないほど揺れる

時速70kmで飛んで来る割れたガラスをフィルムで飛散防止

国家資格1級ガラスフィルム施工技能士

Harumado 平井 喬

DIYできない高所にある窓

窓ガラスグラデーションフィルム見え方

早速本題に入りますが、吹き抜け窓の地震対策はどのようにされていますか?

カーテン、ブラインド、ロールスクリーン・・・。これらの窓インテリアは、あってもなくても地震対策にはなりません。

なぜなら、どれもが隙間があるからです。特に吹き抜け窓の場合、割れたガラスが高所から室内に散乱・飛散することは避けられず、どうしても被害が出ます。

 

●全身の怪我の危険性

●足元に散乱したガラス片による避難経路の断絶

 

これらのリスクは言うに及ばず、吹き抜け窓は生活導線が集中するリビングや階段上に設置されるため、地震でガラス片が散乱すると玄関や水回りへアクセスできず自宅避難も難しくなります。

しかし、自力で何とかしようにもDIYは難しく、地震のたびに吹き抜け窓を見上げてはひやひやしていることもあるでしょう。結論からいいますと、吹き抜け窓の地震対策は飛散防止ガラスフィルムを貼ることが最も効果があります。ガラスに直接貼り付けるため割れても保持できるからです。

弊社では年間200件を超えるガラスフィルムの施工実績がありますので、この記事では吹き抜け窓に飛散防止フィルムを貼る効用について詳しく記したいと思います。

 

時速70kmでガラス片が飛んで来る

地震の強烈なエネルギーはサッシごとガラスをゆがめてしまうのでどんなに強化されたガラスでも割れてしまいます。その実験動画がありますのでご覧ください。

 

【フィルム未施工ガラス】

 

風船を同時に割るリスクとは

地震でガラスが割れると、破片がどこまで飛ぶのかを検証した実験映像です。スローモーションで見るとガラスの破片は真下だけでなく6m四方に飛散し、床面に置かれた風船のほぼ全てを同時に割りました。同時に風船を割るということはそれだけの速度がでているということで、これは大きなリスクです。

 

部屋のどこにいても避けられない

この時のガラス片の速度を計算すると最低でも時速70kmです。また飛散した6mという距離は一般住宅のリビング長辺の平均的な長さなので、6mの距離をガラス片が飛んで来る時間は僅か0.3秒。これがどれぐらいの短さかと言うと、陸上の「よーいドン」に最速で反応のできる時間は一般人で0.2秒ほど、オリンピック選手でも0.14秒前後とされています。人はコンマ1秒の時間差で時速70kmのガラス片を避けられませんので、地震時にどんなに吹き抜け窓から離れていても飛んで来るガラス片を全身に浴びてしまいます。考えてみると地震は常に不意打ちですから、揺れている中でコンマ数秒の速さで行動を起こすことはまず無理ですね。

 

ガラスが割れる震度=身動き取れないほどの揺れ

また、気象庁がまとめた「震度階級関連解説表」を見ると、ガラスが割れる強さの地震(震度6弱以上)では人は身動きの自由がきかず、とっさにはその場に伏せるぐらいの退避行動しかとれないことが分かります。自力で動けないほど地震の揺れるエネルギーは大きいということです。身動きの自由がないなかで頭上の吹き抜け窓から鋭利なガラスが降ってくる、その怖さを簡単に想像することができます。

気象庁【震度階級関連解説表】

 

ガラスが割れるほどの不意打ちの地震では、身動きが取れず被害を避けられない。

そうであればできることは事前の対策のみということになります。

 

次に飛散防止フィルム施工済みの実験動画をご覧ください。

 

飛散防止フィルムはガラスに直貼り

【飛散防止フィルム施工済みガラス】

頭上の危険を安全に変える

飛散防止フィルムはJIS基準と国家資格の施工基準にもとづいて全面に貼り付けます。全面貼りだからこそガラスが割れても破片が飛散することなくサッシに保持できます頭上から割れたガラスが降ってこず怪我のリスクを大幅に減らすだけでなく、ガラスが散乱しないのでリビングを自宅の避難スペースとして活用できます。リビングは水回りや玄関が近く自宅で最も導線が集中する場所なので、そこがデッドスペースにならないことは災害対策として極めて有効と言えるでしょう。

 

足元の安全と避難経路を確保

また、床面に飛散させないので地震が収まった後の避難もすぐにできます。地震時は室内がひどく荒れますが、ガラスフィルムを貼っていると足元の安全が確保できるのです。そして掃除もとても楽にできます。災害後の自宅復旧の第一歩は片付けです。割れたガラスが飛散しているとケガのリスクが高まるうえ、思わぬところに隠れているガラス片を気にしながらの作業になるので、時間がかかり気力も消耗します。片付けの時短と気力維持のための飛散防止フィルムの効用は大きいです。

 

根拠のある安心感

吹き抜け窓に使われているガラスのほぼ100%は、強化ガラスでも合わせガラスでもなく、割れたら鋭利な破片となる一般的なフロートガラスです。そのため割れた時の危険性は家によって違いはなく、ほぼ全てが完成時点でフィルム未施工の状態です。「我が家は大丈夫だろう」と思うことは危険で、フィルムを貼ることで根拠のある安心感を得られます。

 

開放感と明るさだけでなく

窓ガラスグラデーションフィルム見え方

吹き抜け窓を気に入った理由はなんでしょうか?

展示場で見たから、建売でもとから付いていた、設計段階でおすすめされた。色々ときっかけはあると思いますが、「明るさ」や「開放感」は重要なお気に入りポイントだと思います。そしてこれこそ吹き抜け窓の最大のメリットです。

飛散防止フィルムは完全無色透明なので、ガラスに貼っても見た目が変わることはありません。

そしてこのフィルムをベースにして、目隠しフィルムや暑さカットの遮熱フィルム等、バリエーションが広がります。

吹き抜け窓のお悩み事は地震だけでなく、外から見られることや暑さなど、複数あることが多いです。

フィルムだと1枚貼るだけで地震対策も目隠しも暑さカットもできるなど、カーテンやロールスクリーンと同じ機能を持ち合わせることができます。

サンプルフィルムで見た目を確認することができますので、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談くださいませ。

現地調査にて分かり易く説明させていただきます。

 

 

 

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