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自分で養生できない吹き抜け窓の台風対策はどうしたらいい?

安全・手間・効果・視認性の観点から「飛散防止フィルム」のほぼ一択

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2021年9月15日更新

吹き抜け窓の台風地震対策

 

高所(吹き抜け窓)養生はDIYでは危険

 日を追うごとに暑さが増す今日この頃、弊社では例年以上に「台風」に関連するフィルム施工のご依頼をいただいております。その中でも顕著なのが「去年の台風のことを覚えていて、吹き抜け窓をなんとか対策したいです。」というお客様の声です。

 台風の強風で吹き抜け窓が割れたら頭の上にガラスの破片が降ってくるので、怪我をするどころの被害ではすまないことは容易に想像できます。しかし対策をしようと思っても、最高で5mほどにも達する吹き抜け窓に養生をすることはかなり難しいです。脚立や梯子で高所に昇ると、その空間での

・作業の不便さ

・行動範囲の制約

・慣れない作業による疲労の蓄積

・それによる集中力の欠如

・安全と怖さの正しい認識等

何重にも課題がでてきます。これらの条件から、吹き抜け窓の台風対策は専用の足場を組んで安全を確保した上で、プロが作業をするのが最も相応しいと言えます。DIYでは未経験で知識がない状態なので、高所作業は本当に危ないです。ためらわずプロにご依頼ください。

 

 

手でちぎれる養生テープに効果なし。

 さて吹き抜け窓に台風対策を施すとして、考えられる方法としてすぐに思い浮かぶのは「養生テープ」ではないでしょうか。3年前の千葉、2年前の関西、そして去年、史上最強勢力と言われた台風10号(主に九州)の際に、ありとあらゆるところで養生テープが売り切れになり、どこのお家やオフィスの窓ガラスでもバツ印、田印などの補強?が見かけられました。各種報道機関でも「養生テープを貼りましょう」「段ボールがあるとなお効果があります」と盛んに報道されもしました。

 結論から言いますと、養生テープには台風の物当たりにによる飛散防止効果はありません。百聞は一見に如かずなので、フィルムと養生テープの飛散防止実験動画がありますのでご覧ください。実験を行ったのは日本トップのフィルムメーカーであるスリーエム社です。実験は台風時の飛来物が当たることを想定したものです。

 

【使用製品】

・フィルムは3M社製飛散防止フィルム「SH4CLAR」で厚みは100μm。*通常の飛散防止フィルムの倍厚

・養生テープは市販の容易に購入できる商品を使用しよく見かける「米」の形で貼り付け

【動画内容】

①フィルムを貼っていないガラス、②養生テープで補強、③フィルムを貼ったガラスに、来物が衝突したときの比較実験動画。

いかがでしょうか。

どちらの対策でも窓ガラスは割れます。しかし、飛散防止フィルムだとガラス片が飛び散らずにサッシに保持されたままです。

この性能は日本産業規格(JIS A 5759)に明確に基準が設けられています。JISの基準を満たし、実験にて性能が証明されたフィルムだけが、明確に「JIS飛散防止フィルム」として名乗れます。

一方の養生テープですが、盛大にガラスが飛散してしまいました。しかも、本来はサッシに残るはずの破片も養生テープに引っ張られて脱落しています。見方を変えると被害が拡大した、と言えそうです。

考えてみると、全面貼りのフィルムと比べて「線を描くだけ」の貼り方で飛散防止効果がないことは明らかですし、そもそも手で千切れる養生テープが、台風の強いエネルギーに耐えられるとはとても思えません。当然JIS基準を満たした「飛散防止」製品作りをしていません。主たる目的は「梱包等」なので、比べるでもなく効果の差は明らかです。

 

詳細記事↓

「窓フィルムVS養生テープ」窓ガラスの台風対策、衝撃の結果!

 

剥がす手間もかかってしまう

また、養生テープは貼り付けるのは簡単でも剥がすのが大変だとよく聞きます。表面の緑色の部分は剥がれても、粘着層だけ残ってしまってどうしても剥がせないというのです。ゴシゴシ拭いても取れないし、薬剤を使うと匂いが充満して嫌だし、お掃除屋さんも台風以降は大忙しでなかなか来てくれない・・・。そもそも台風の度に貼って剥がしてを繰り返すのは大変なことです。その上効果もないので、やはり飛散防止フィルムを貼ることが現実的な選択と言えます。

ちなみに飛散防止フィルムは無色透明なので、今の窓環境から見た目が変わることはありません。養生テープをはがすと白く残ることがありますが、見た目の観点からも優れていると言えます。

 

厚みによって変わる対策のレベル

以上のことから、吹き抜け窓の台風対策は「プロによる飛散防止フィルムの貼り付け」が、唯一の選択と言えます。

そしてこの飛散防止フィルムは厚みがあります。

大別すると、50ミクロン、100ミクロン、200ミクロン、350ミクロン以上、と4タイプに分けられます。

厚みが増すと耐えられる強さも増すことは簡単に想像できますが、それぞれどのような使われ方をしているかと簡単にまとめますと

 

厚み特徴
50ミクロン一般的な飛散防止フィルムの厚み。個人宅だけでなく役所や自衛隊基地、警察署などの公的機関。病院、駅、商業施設などの公共施設など多岐にわたる。
再施工性の良さから最も普及しているタイプ。
【在庫品】
100ミクロン既築物件の吹き抜け窓に貼れる最厚タイプ。小石や小さな木片による突き破りを防ぐ。
昨年の台風10号以降最もご依頼が多いタイプ。
【在庫品】
200ミクロン最厚の350ミクロンよりも料金が安いため、100ミクロン以上の強度が欲しく、350ミクロンと比べて費用を抑えたい場合に選ばれる。
別名が準防犯フィルム。
【要メーカー発注品】
350ミクロン以上瓦や大きな木片による突き破りを防ぐ。大きな掃き出し窓やFIX窓など、広い開口部によく用いられる。
防災フィルムとしての認定もあるため災害対策としては最上位の厚み。別名防犯フィルム。
【要メーカー発注品】

 

このように、飛散防止フィルムは厚みによって強さが変わりますので、対策をしたい窓や程度に合わせて選べます。またメーカーによって料金も変わりますので、サンプルを確認したりフィルム店による現地調査で相談することが大切です。

 

ペアガラスは割れる量が倍になる

また、近年の窓は断熱性と一部遮熱性を高めるためにほぼ100%ペアガラスが設置されています。これはサッシ1枠にガラスが2枚はまっている窓のことですが、単純に割れる量も2倍になるなど有事の危険性が増しています。「ペアガラスだから強いですよね?」と言われるお客様もおられますが、単体のガラスをペアガラスにしても、はっきり言えば何層に構成しても強さは変わりませんし、衝撃に対する脆弱性はそのままです。だからペアガラスにフィルムを貼ることで防災対策をすることは、ガラスの脆弱性を補う観点からも大変に有効です。

 

ところで、もしペアガラスが「防犯ガラス」で構成されていれば、すでに防災対策ができています。防犯ガラスは2枚のガラスをフィルムを挟み込んで作りますので、フィルムによる防災対策ができているからです。

 

建設中か既築かで貼れるフィルムが変わる

吹き抜け窓では足場が必要なので、下の画像のようなタワーを組みます。

 

吹き抜け窓のフィルム施工で使用する足場

 

このタワーは軽量なので室内の床面に凹みを作ることはありません。

また頑丈で安定性もあり、壁から一定の距離を取れるため脚立や梯子と比べて作業効率がよくなります。

ところで、生活空間に組み立てるので床や壁を保護するため杭を打ち込まず、あくまで床面の上に固定させる構造です。そのためあまりにも強い力で押したり引いたりすると少し揺れます。

この揺れの影響で、強い力をかけて施工をする必要のある分厚いフィルム、主に200μ以上のフィルムはタワー上では施工が難しいです。100ミクロンまでなら確実に施工ができますので、既築物件の吹き抜け窓は基本的に100µタイプの施工となります。ただ、まだ建設中で吹き抜け空間に工事用の足場があると分厚いフィルムも貼れます。

より分厚いフィルムを貼りたい場合には、建設中の早い段階でご連絡をいただくと選べるフィルムの種類が広がります。弊社はハウスメーカーと協力をして積極的に「建設中物件」の吹き抜け窓に厚みのある飛散防止フィルムを貼る体制を構築しております。まずは弊社やハウスメーカーにご連絡をお願いいたします。

 

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