UV紫外線カットフィルム
99%のUVをカットし日焼け・光老化・退色・劣化を防ぐ
性能と特徴
①UVを99%以上カット
空間単位で紫外線の影響をほぼゼロに!
②日焼け・光老化・退色・劣化の防止
JIS A 5759に定められる300㎚~380㎚の波長に対応しています。
③無色透明
まるで貼っていないと思えるほど窓ガラスの見た目が変わりません。
④飛散防止
車のフロントガラスのようにガラスが割れても保持し飛散させません。
⑤全ての機能性フィルムの基本性能
防災・防犯フィルムや遮熱フィルム、目隠しフィルムにも必ず備わっています。
紫外線の特徴
太陽光線の一つである紫外線(UV)は、波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分けられます。
それぞれの波長によって人体等に与える影響が変わりますが、UV-Cはオゾン層に吸収されるため地表には届かず、私達の生活に影響はありません。
悪影響をもたらす紫外線は、UV-AとUV-Bの2つです。
UV-Aは地表に届く紫外線の内9割を占めます。
波長が長いため、大気・雲・雨・雪・などを透過する上、窓ガラスも透過し家の中や屋内車内にも到達します。
そのため人がUV-Aを浴びると、肌は時間をかけて黒くなり、シワやたるみの原因となります。
UV-Aと比べて波長が短いのがUV-Bです。
屋外での日焼けの主な原因となり、肌が浴びすぎてしまうと赤く炎症を起こします。
炎症が起きると皮膚ではメラニンがつくられ、シミや色素沈着の原因になります。
地表への到達は1割ほどですが、波長が短いためエネルギーが強く、UV-Aと比べて影響が強いのが特徴です。
これらの紫外線を目で見ることはできませんが、人体には「日焼け・光老化」として、物には「退色・劣化」として、目に見える形で現れます。
この「日焼け・光老化」と「退色・劣化」をそれぞれ以下でまとめます。
日焼け・光老化
まずは人の影響です。
「紫外線=日焼け=しみ・たるみ」
こんな連想ができると思いますが、この連想の理由を少し詳しく記します。
まずUV-A。
波長が長いため、雲や大気、ガラスなどを透過すると前述しましたが、透過するものは物だけでなく、人の肌にも当てはまります。
人体にUV-Aが当たると、皮膚の表面(角質層や表皮)を透過し、真皮層まで到達します。
真皮層には、肌の弾力やハリを生むコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを作り出す線維芽細胞があるため、この細胞を傷つけてしまいます。
別名で美肌細胞よばれる線維芽細胞がダメージを負うと、肌は弾力を失い、シワやたるみといったお肌の悩みの素となります。
UV-Bは波長が短いため、到達するのは表皮までです。
しかし波長が短い分エネルギーが強く、短時間で肌に赤い炎症を引き起こすサンバーンや、メラニン色素の沈着によって肌が黒くなるサンタン(シミ・そばかす)の原因となります。
またUV-Aと比べて肌に与える影響が強いため、分子レベルで皮膚を変質させて皮膚がんの原因にもなります。
近年地上に到達する紫外線量の増大、とりわけUV-Bの増加が懸念されています。
これらの紫外線による肌の悪影響のことを、日焼けを超えた「光老化」と呼びます。
加齢による老化とは質的に異なるもので、紫外線(日光)を長い時間浴びるほどに引き起こされる肌の影響・トラブルのことです。
「紫外線を浴びない体質の人」なんていませんので、紫外線の影響は万人共通。
それは光老化も誰しもが避けて通れないということなので、屋外であれば日傘や日焼け止めクリームを使い、室内にいても窓ガラスにUVカットフィルムを貼るなど、増加する紫外線の対策をしましょう。
退色・劣化
次に「物」の影響です。
端的に言えば、退色(色あせ)と劣化のことです。
窓際のソファーや本がいつの間にか色あせていたり、床やたたみが変色したり、フローリングに至っては「ミシ!」と脆くなっていたり・・・
目に見えない紫外線があたるだけで、なぜ目に見える変化があるのでしょうか?
それは、紫外線が分子の結合を破壊するためです。
例えば赤色の本が色あせてくすんだピンクになるのは、紫外線が赤色を構成する分子の繋がりを破壊し、「赤色」として成り立たなくなった結果です。
床がミシ!となるのも、床の木材が紫外線によって分子レベルで破壊され、最小単位の繋がりが絶たれて脆くなった結果です。
このように紫外線は、目に見えない光のエネルギーで肌を変質させたり、形ある物を分子レベルで結合を破壊し劣化を促進させます。
こうしていつの間にか肌が日焼けしていたり、床やカーテンが色あせしたり、形あるものがボロボロになっていたります。
「いつの間にか」つまり長い時間をかけて人や物に影響を与えるため、回復させるにも時間がかかりますし、回復しないこともあります。
そうなる前に、紫外線の対策が必要となります。
窓の対策なら紫外線カットフィルム
さて以上を踏まえて、弊社では窓ガラスフィルムの施工業を営んでおりますので、窓フィルムによる紫外線対策をご紹介いたします。
■空間単位のUV対策
UVカットフィルムの最大の特徴は、空間単位で紫外線を99%以上カットすることです。
日焼け止めクリームはお肌の紫外線対策として使用しますが、対象は人体(肌)に限られ、ましてや室内で頻繁に日焼け止めクリームを塗ることも手間がかかります。
窓ガラスにUVカットフィルムを貼るだけで、空間全体をUVカットできるので、当然日焼け止めクリームをお肌に塗る必要はありません。
それは人体だけでなく床や壁、カーテン、ソファー、商品、設備、機材などの物にももちろん有効です。
ガラスにフィルムを貼るだけで、日焼け・光老化・退色・劣化のUV対策が「あっという間」にできてしまうんです。
■無色透明
そしてUVカットフィルムは無色透明なので、窓ガラスに貼っても見た目は変わりません。
「本当に貼っているのか?」と思うほど、仕上がりに違和感を感じることはないです。
今までと同じように景色を楽しめますし、室内には明るさが取り込めるので快適です。
■飛散防止
UVカット性能は、飛散防止性能と並び「JIS A 5759」にて求められる窓ガラスフィルムの基本性能です。
どちらかが欠けることななく、必ずどのフィルムにも飛散防止性能とUVカット性能があります。
言い換えれば、全ての機能性フィルムの「基本性能」と言えます。
さらに、高領域(280㎚~400㎚)のUVをカットする専用フィルムもあります。
紫外線はコンクリートや屋根・壁材を透過しませんがガラスはすり抜けます。
窓際でカットすれば空間単位で99%以上もUVが入ってきませんので、フィルムを貼って安心できる室内にしましょう。
性能の根拠
日本産業規格 JIS A 5759 において、ガラス用フィルムに求められる性能の「紫外線透過率」では、透過を3%以下に抑えるよう定められています。
また、弊社で取り扱いのあるUVカットフィルムは、300㎚~380㎚の波長で99%以上紫外線をカットしますので、透過は1%以下です。
そしてUVカットだけでなく、JISに準拠した飛散防止性能もあります。
近年強大化する台風や、地震時の窓ガラスの被害を最小限に抑えるための性能です。
参考までに養生テープと飛散防止フィルムの性能を比べた試験動画もありますので、こちらもご覧ください。
【参考動画:3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム 衝突安全性実験(養生テープとの比較)】
【関連記事:「窓フィルムVS養生テープ」窓ガラスの台風対策、衝撃の結果!】
主なUVカットフィルム一覧
3M | |
サンゲツ(クレアス) | |
リンテック IKC |
|
ユタカ |
|
GLAFIL | |
中川ケミカル | SCシリーズ |
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