防犯フィルム
国が認めたCPマーク製品で我が家を守る
防犯フィルムの特徴
①CPマークを貼れます
警視庁目録の「防犯性能の高い建物部品」に認定された製品です。
②約80%の侵入犯が犯行前に退散
侵入犯は防犯製品をよく研究しており、CPマークを見つけると約80%もの侵入犯が犯行に及ばずに退散します。
③5分以上破壊行為に耐えられる
無理に侵入を試みても5分以上も時間がかかるため、約70%の侵入犯が破壊開始後に侵入を諦めます。
④UV99%カット
空間単位で人体の日焼けや室内調度品の退色・劣化防止に効果があります。
⑤防災対策
台風の物当たり等でガラスが割れても、ガラスの突き破りを防ぎ飛来物を跳ね返します。
⑥種類が豊富
遮熱タイプや目隠しタイプなどの展開があり機能性を追加できます。
CPマーク施工は国家資格が必須
防犯フィルムは、窓ガラスを割って侵入者が室内に侵入するのを防ぐことを目的としたフィルムです。
防犯性能の基準等は、3省庁16団体(警察庁、国土交通省、経済産業省及び関係する民間団体)で構成される官民合同会議で決められています。
【官民合同会議構成メンバー】
行政 | 警視庁 国土交通省 経済産業省 |
協力団体 |
板硝子協会 日本サッシ協会 日本ウインドウ・フィルム工業会 |
関連団体 |
全国防犯協会連合会 日防連 全警協 ベターリビング建築業協会 住宅生産団体連合会 日本建築士連合会 |
対象となる製品は、サッシ、シヤッター・ドア、鍵、ガラス、窓ガラスフィルムの住宅部品です。
製品それぞれに防犯性能基準を設定し、性能評価試験を実施して基準を満たしたものが「防犯性能の高い建物部品」に認定されています。
防犯フィルムの性能試験では次の試験(ガラスへの攻撃)を行います。
①打ち破り試験
②こじ破り試験
③焼き破り試験
開始から5分以上(打ち破りは1分以上)経過しても、人体が通過できる状態にならなかったものを合格としています。
製品及び施工の条件を満たした窓ガラスフィルムが「防犯フィルム」として認定されCPマーク(ラベル)を貼付することができます。
このように、防犯フィルムは厳格な基準に基づきCPマークを貼ることが許されているため、一定以上の知識・経験・技量がないと施工ができません。
施工ができるのは、国家資格「ガラス用フィルム施工技能士」の保有者のみです。
【参考資料:防犯フィルムとは 日本ウインドフィルム工業会】
防犯フィルムの性能
【出典:3M™ スコッチティント™ 防犯フィルム バッド打撃実験】
データでみる対策のポイント
ガラス破りによる侵入犯罪を「侵入口」「侵入方法」「諦めるまでの時間」でまとめたグラフです。
・住宅対象窃盗侵入の侵入口
・空き巣の侵入手段
・どの程度時間がかかると侵入をあきらめるか
【出典:公益財団法人日本防犯設備協会】
まず侵入経路は窓からが63.4%と突出しています。
出入り口からの侵入は36.4%ですが、施錠やダブルロックで日常的な対応で十分に防犯できます。
割れやすい窓は防犯対策が行き届かなケースが多く、窓が侵入犯にとって一番のターゲットになりやすいです。
窓から侵入する際の手段として、ガラス破りが67.7%と圧倒的に目立ちます。
「割る」「穴をあける」「焼く」等の道具を使いガラスを破壊、またはクレセント(鍵)を開けて侵入します。
24.1%を占める無締りとは、施錠忘れの出入り口や窓からの侵入です。外出時や就寝時に必ず施錠をすることで防げます。
そのため、ガラス破りの防犯対策をすることが主眼となるでしょう。
そして約70%もの侵入犯は、5分以内で犯行を済ませることを目安にしています。
言い換えると、5分以上ガラス破りに時間がかかると侵入を諦めるということです。
これらをまとめると
①侵入に5分以上かかるような窓ガラスの防犯対策をすると
②70%もの侵入犯が犯行を諦める
③そして窓や出入り口を必ず施錠することでほぼ完全な防犯対策ができる
こういえます。
また、侵入する時に気を付けることは、「音を気にせず侵入する」が20%に対して、「なるべく音をたてないようにする」が45%となり、音に敏感なことがうかがえます。
つまり、「音が出ずに割れるガラス」から「割ろうとすると音が出るガラス」に変えるといいと言えます。
家の周辺に音が鳴りやすい砂利を敷いたり、照明センサーを設置するなど、音と明るさで警戒することも心理的に高い効果があります。
防犯フィルムの効果
以上を踏まえて、防犯フィルムの効果をもう一度おさらいすると
①「防犯性能の高い建物部品」に認定され、CPマークを貼り付けられる防犯フィルムとして施工できる
②侵入犯は防犯製品をよく研究しており、CPマークのシールがガラスに貼られていると、約80%もの侵入犯が犯行に及ばずに退散する。
③無理に侵入を試みても5分以上も時間がかかるため、約70%の侵入犯が犯行を諦める。
防犯フィルムを貼ることで具体的に対策を施し、CPマークを貼ることで心理的にも犯行を諦めさせる。
そして音が鳴る砂利や照明センサーで警戒感を与えることで、敷地内に入ることすらためらわせる。
侵入犯は「すき」を探します。
二重三重の構えで安心して過ごせる環境を作りましょう。
国家資格と実績が重ないと施工できない
このCPマークは国家資格「ガラス用フィルム施工技能士」保有者しか扱うことができません。
CPマークとは、国が認める「防犯性能の高い建物部品」の証明書と言えるものです。
それだけお客様の期待値も高くなりますので、期待には責任と能力をもって応える必要があります。
能力を測るものが国家資格試験であり、知識・技術・経験が求められます。
また窓ガラスの防犯をご検討のお客様は「安全と安心」を第一にお考えなので、責任ある対応が求められます。
国家資格をもつ業者として
・CPマーク製品全般の正確な知識と活用法の更新
・フィルムにとどまらない総合的な防犯対策の提案
・「できること/できないこと」を明確にする姿勢
以上を心がけてまいります。
【追記】
防犯フィルム自体は無資格の業者でも貼れますがCPマークは扱えません。
防犯フィルムの施工実績がない業者だと正しい貼り方を知らないことがあり、施工不良を起こすケースがあります。
比較をする際には、業者のホームページで「施工実績の有無」と「国家資格の保有」を確認されてください。
【参考資料:警視庁 侵入窃盗の防犯対策】
【関連記事:「窓フィルムVS養生テープ」窓ガラスの台風対策、衝撃の結果!】
対象となる防犯フィルム製品
【防犯フィルム】
スリーエム ジャパン株式会社 |
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