窓の目隠しは暗くならないミラーフィルムで明るいまま
国家資格1級ガラスフィルム施工技能士
Harumado 平井 喬
この記事を読むための時間:3分
2023年11月28日更新
「隣にマンションが建つとリビングが丸見え」
「お向かいさんと目が合って気まずい」
「子供部屋が覗かれないか心配で・・・」
お家の中で外からの視線が気になることありますよね。ガラスフィルムの施工業を営む弊社には、窓の目隠しをご希望のお客様から多くのお問い合わせをいただきます。その中で最も多いものが
外から室内が見えず室内から外がみえる
部屋が暗くならない(明るいまま)
というご希望。それもそうですよね、室内を明るいままにしておきたいのは、理屈抜きで共感できます。
結論をいうとミラーフィルムを貼ることで室内は明るいまま目隠しできます。が、ミラーフィルムの濃淡によって少し暗さを感じることも。そこでこの記事では、目隠しミラーフィルムの見た目の違いや選び方を分かり易くご紹介します。
Table of Contents
施工事例で見た目をチェック
本当にミラーフィルムを貼っても室内が暗くならないのか、気になりますよね。そこで、まずは実際にお客様宅でフィルムを貼ったビフォーアフターの画像で変化をご確認ください。
また、ミラーフィルムは大きく分けて「淡色タイプ」と「濃色タイプ」の2種類があります。最初は淡色タイプです。
淡色(薄色)タイプ
フェンス位置からの至近距離で撮影しています。ビフォー画像では床、家具、照明がよく見えていましたが、フィルムを貼ると風景が映り込み、室内の様子はほぼ見えなくなりました。窓際のレースカーテンがわずかに見える程度で、室内の様子はまずわかりません。
一方の室内側の見た目は、ビフォアーアフターでご覧いただいても大きく変わらないと思います。よく見ると床面の反射具合が変わっているのですが、多くのお客様が「もとからこれくらいの見た目のガラスみたい」と言われるほど自然な見た目です。
濃色タイプ
撮影日は小雨交じりの天気で室内外の明暗差が小さい日でしたが、施工前に丸見えだった室内が施工後はまったく見えなくなりました。見えるのは反射している隣家やベランダの様子です。
施工前と比べて壁と床の明るみがやや減ったものの大きな違和感は感じないレベルです。むしろミラーの反射効果により室内が広く感じることもあります。
どちらを選ぶといいのか
さて、画像でご紹介した「淡色」と「濃色」のミラーフィルムの違いを簡単にまとめると、こうなります。
この淡色と濃色は貼り付けるガラスが「Low-eか」「Low-e以外か」によって相性があります。Low-eガラスとは特殊な金属膜がコーティングされた「遮断熱ガラス」のことで、外から見るとうっすらとグリーンやブルーに見えるもや、ほぼ無色透明のものがあります。Low-eガラスに反射効果があることがポイントです。
淡色×Low-e複層ガラス
このLow-eガラスに合うのは淡色タイプのミラーフィルム。フィルムの反射効果とLow-eガラスの反射効果の「掛け算」で、より高い目隠し効果を発揮します。特に見た目の色味が、薄いグリーンやアクアブルーなどのLow-eガラスとの相性がいいです。
濃色×Low-e以外のガラス
そして濃色タイプが合うのはLow-e以外の一般的な複層ガラスや1枚ガラスなどです。反射効果がないこれらのガラスには、濃色タイプのミラーフィルムでしっかりと目隠しすることをオススメします。淡色タイプだと室内が見えることがあります。
ガラスの見分け方
さて、そのLow-eガラスの判別ですが、ガラス面の右下にあるメーカー刻印を見るとわかります。
ガラス面にはメーカー名、種類、品番、ガラスサイズなどが刻印されていて、上の画像の場合「リクシル社のアルゴンガス入りLow-eペアガラス」ということが分かります。また、入居時書類の中にあるカタログや図面に記載されていることもあります。わからない場合は管理会社やハウスメーカーに確認すると教えてくれます。
なんで見えなくなるの?
反射して室内を目隠し
室内が「見える」か「見えない」かを決めるのは、もちろん「明るさ」です。別名を「可視光線」とも言われる明るさは、ガラスをほぼ素通りする性質があるため室内が丸見え状態になります。つまり、ミラーフィルムを貼って可視光線を外側に反射することで目隠しできるということです。
暑さを70%カットで夏場が快適!
このミラーフィルム、目隠し性能だけではありません。遮熱(暑さ対策)のレベルはあらゆるインテリアで№1!最高で暑さを70%ほどもカットできるので、夏場のエアコンの効きがグンとよくなります。当然節電にもつながるので、フィルムを貼ることで電気料金を削減できます。
サンプルで事前にチェック
さて、ここまで目隠しミラーフィルムのことをご説明しましたが、いかがでしたか?「外からの見た目」と「室内の明るさ」をどの程度にするのか、この二つが選ぶポイントです。そこで弊社では事前に見た目や明るさをご確認いただくために無料現地調査にお伺いします。サンプルで見比べることで「画像や説明よりも納得感が違う」と好評で、お見積りも同時にお伝えいたします。
■目隠しフィルムのシンプルなビフォアーアフター動画
ところでミラーフィルムは夜になると室内外の見え方が逆転し、外から室内が見えて室内側は鏡のようになります。そのため夜はカーテン等を閉めて目隠しをしましょう。ご不明な点がありましたらどんな小さなことでも結構ですので、ぜひお問い合わせくださいませ(^o^)/
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