窓ガラスフィルムの基礎知識
「基本性能+アルファ」でご希望に合わせて選べます
Table of Contents
フィルムの特徴をシンプルにご紹介
こんにちは(^o^)窓ガラスフィルムHarumadoの平井と申します。
福岡や佐賀を中心に、ご依頼があればどこまでフィルムを貼りに行く、旅好きのフィルム技能士です。
旅好きの原点は毎年のように「青春18切符」を使って楽しんでいたゆっくり電車旅です。
子供が産まれてからはなかなかできていませんが、そのうち家族でできるといいなあ~なんて考えてます。
おっと!余談から始まってしまいましたが、この記事では窓ガラスフィルムの基礎的なことを簡単にシンプルにお伝えしようと思います。
さーっと3分くらいで読める量なので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね(^^)
細かなご要望に対応できます
あなた様がガラスフィルムが気になった理由はなんでしょうか?
目隠し、UVカット、暑さをなんとかしたい・・・。
いろいろあると思いますが、弊社のお客様でフィルム施工の目的(動機)をまとめるとこんなランキングになります。
このように千差万別のご要望にきめ細かく対応できるのは、ガラスフィルムが全種類共通の「基本性能」と、細分化された「プラスαの性能」で構成されているからです。
基本性能
飛散防止
台風などの物当たりや地震時の揺れによる割れたガラスの飛び散りを防ぎ怪我を予防します。また足元に危険なガラス破片が散らないので、避難経路の確保にも役立ちます。
ガラスは割れるとすぐに修繕はできません。事前の対策こそ最大の予防です。
UV99%カット
室内の紫外線はほぼ100%がガラスから入ってきます。適量を超えて浴びすぎると、人体の色素沈着や日焼け、床・壁・カーテン・ソファーなどの家具の色あせ・劣化の原因となります。ガラスにフィルムを貼ることで99%以上の紫外線をカットし、空間単位の対策が可能。日焼け止めクリームやソファーカバーなど、個別の対策が必要なくなります。
プラスαの性能
この基本性能をベースに、下記のプラスαの性能を選べます。
防災
飛散防止性能を強化し、厚みを倍以上にした製品が防災フィルムです。厚みが50μmの飛散防止に対し、防災フィルムは100μm、200μm、350μm、400μm以上とあり、最厚のものは「台風で飛んでくる瓦を跳ね返す」ほどの強さになります。
防犯
350μmの以上の厚みがあり、規定の検査をクリアしたものだけが防犯フィルムとして製品化されています。国土交通省や警察庁が目録としているCPマークを貼ることができ、物理的な侵入の難しさとCPマークによる高い抑止効果があります。
目隠し
目隠しフィルムには、外からは室内が見えず、室内からは外が見えるようなミラーフィルムや、内外ともに見えなくなるすりガラスフィルム、段々と見え方が変わるグラデーションフィルムがあります。
高領域UVカット
基本性能であるUVカットの領域(300㎚~380㎚)よりも、広い領域で紫外線をカットできるフィルムです。その領域は280㎚~400㎚で、SPF50+やPA++++などの、高性能の日焼け止めクリームと同じ効果があります。
暑さ対策(遮熱)
暑さの原因は目に見えない赤外線と目に見える明るさです。遮熱フィルムは窓際の暑さを70%も下げることができ、徹底的に暑さをカットする濃色ミラータイプや、明るさをキープする無色透明タイプ、中間タイプなどがあります。
寒さ対策(断熱)
窓ガラスに暖気があたって冷えることを防ぎます。性能をあらわす熱還流率は4.5で、この数値が0に近くなるほど性能が高くなります。ペアガラスだと3.5~1.0付近のものがありますので、寒さ対策の場合はペアガラスへのリフォームと比較・ご検討下さい。
その他
防虫・デザイン・反射低減・カスタム印刷・映像投影など、実に多くの性能があります。
ガラスフィルムの貼り方
どんな窓にも貼れます
基本的に貼れない窓ガラスはなく、どんな窓でも貼れます。凹凸のあるガラスにも専用のフィルムがありますし、近年の主流となっているLow-e複層(ペア)ガラスや網入りもOK!遮熱フィルムは事前に熱割れリスクを数値化して判定できます。非ガラス(サンルーム等)にも貼れますよ(^^)
基本は室内側に貼りつけ
●水貼り
フィルムを貼るのは基本的に室内側(内貼り)で、水を使って空気を押し出しながら貼ります。腕のいい職人が貼ると空気も水も残らず、しわもできずきれいな仕上がりです。
●剥がれ防止
ガラス面の端には、ガラスをサッシに固定するためのゴム材が使われています。このゴム材にフィルムが当たると剥がれる原因となるので、ゴム材から隙間(1~3㎜程)を空けて貼ります。目隠し系のフィルムだと1㎜以下に抑えて貼ることもあります。⇒国家資格に基づいた施工方法
●ほこり除去
フィルムの貼り付けは、窓周辺を養生しガラス面をキレイに清掃するところから作業が始まりますが、空間に漂うほこりの混入を100%防ぐことはできません。もちろんほこりが入りにくい貼り方をしますので仕上がりはとても綺麗ですが、人の目で気にならないほどの微細なものは除去が難しいこともあります。
国家資格
1級ガラスフィルム施工技能士合格証書と携帯用資格証
この職業には「ガラスフィルム施工技能士」といわれる国家資格があります。フィルムの知識や貼り方だけでなく、ガラス、太陽光、建築物、図面、関連法令、安全管理など、幅広い知識と現場経験が求められます。入門編の2級と実用編の1級があり、1級は全国各地の公共施設やゼネコン現場では必須となりつつある資格です。
耐用年数約10年!
経年劣化のサイン
ガラスフィルムは室内貼りで10年ほどの耐久です。一般的な家電が長くて7年ほどなので、フィルムは耐久性が長いと言えます。
劣化のサインは分かり易く、白い斑点が薄っすらと見えたり、全体的にぼやーっと波打って見えるなど、見た目の変化がでてくると貼り替えの目安です。
剥離作業はプロに依頼を
剥がすことぐらい簡単だろうと、自分でやってみようとすることもあるかもしれませんが・・・ちょっとまった!どのフィルムにも飛散防止性能があるのでガラス面にかなり強く固着しており、剥がすには技術と体力が必要です。プロは安全に剥がせますが、DIYではガラスを割ることもあり危険。剥離作業はためらわずプロにご依頼ください。
無料現地調査でギモンを解消!
個別のギモンや質問などは、無料現地調査で分かり易くご説明します(^0^)
無理に施工をススメることはしませんので、お気軽にお問い合わせくださいませ!
Harumadoの平井がお待ちしております!
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