窓ガラスフィルムがあればカーテンが不要になる理由とは?
窓ガラスフィルムがあればカーテンが不要になる理由とは?
国家資格1級ガラスフィルム施工技能士
Harumado 平井 喬
この記事を読むための時間:3分
どんなご自宅でも窓にはカーテンを取り付けているのが一般的です。
しかしプライバシーを気にして閉めっぱなしだったり、厚みがあるためお部屋が暗かったり、開けても紫外線や暑さが気になったり「本当は●●だといいのにな」と思うこと、ありますよね。
そんな時、たった1枚の窓ガラスフィルムを貼りさえすれば、手軽にお部屋の模様替えができたり、カーテンの役割をこなしてくれるというとても画期的なものがあることはご存知でしたか?
今回はこの窓ガラスフィルムがカーテンの代役となる理由について解説します。よろしければ是非、ご参考にしてください。
Table of Contents
窓ガラスフィルムについて
まず、窓ガラスフィルムについて解説していきます。窓ガラスフィルムとは、窓に施工するガラスフィルムのことを指すのですが、施工することによって様々な効果が得られます。
UV99%カット
どのガラスフィルムにも基本性能として紫外線を99%以上カットする性能があります。無色透明なのでガラスの見た目が変わらず明るさも今のまま。UVチェッカーで施工前後を比べると「すごい!」と歓声があがります。
飛散防止
JIS A 5759に準拠したガラスの飛散防止性能がどのフィルムにもあります。フィルムの厚みによって台風の飛来物を跳ね返したり防犯に活かせるものなど、「ガラス割れ」による被害を大きく軽減することができます。
プライバシー
目隠しフィルムには「外から室内が見えず、室内からは外が見える」というマジックミラー効果があります。びっくりするほど外から見えず、想像したよりも室内が明るいままなのが特徴です。
暑さ寒さ対策
夏場は窓から入る暑さを40%~70%もカットするためエアコンの効きがよくなり、冬場は窓で室内の暖気が冷やされることを防ぐので窓際の寒さを軽減できます。どちらも透明タイプとミラータイプがあります。
1枚貼るだけ
これらのガラスフィルムは、窓ガラスに貼付けをするだけで使えます。そしてカーテンのように布が地面に垂れ下がることもありません。布はホコリの発生源ですのでレースのカーテンを外すことにより、ホコリも減らす事ができるので、これも大きなメリットになるのではないでしょうか。
窓ガラスフィルムによりカーテンが不要に!?
窓ガラスフィルムを使う事によってカーテンが不要になるのは何故なのでしょうか?いくつか解説していきます。
紫外線が気になる
カーテンを閉めていないと一日中紫外線が窓から入り続けてしまいます。朝起きてすぐクリームを塗らないとカーテンを開けられない、ということもありますよね。そんな時に99%のUVをカットするフィルムを貼っていれば、カーテンを開けても紫外線の影響を受けずお部屋を自然の光で明るくできます。
視線が気になる
カーテンの重要な役割は「プライバシー保護」ですよね。カーテンは布1枚で物理的に内外どちらも見えなくすることができますが、どうしても暗さ、圧迫感を感じてしまいます。目隠しフィルムは「外らか中が見えず、中から外がみえる」ので、「目隠し」「明るさ」「解放感」を同時に得られます。
熱線(暑さ)が気になる
真夏の暑い日差しを避けるために分厚い遮光カーテンを閉めることは、間違いなく効果があります。しかし、厚みがある分明るさが犠牲になり、昼間なのに照明をつけることもありますよね。そんな時は遮熱フィルムを貼ると最大70%の暑さをカットできてなおかつ外が見える透明度があります。暑くないのに明るい室内が実現できます。
加えて窓ガラスフィルムのメリットの1つとしてカーテンがないだけで部屋の印象がガラッと変わり、本来カーテンの膨らみの分で取っていたスペースを有効的に使えるので、心もスペースもゆとりを持って生活できるようになります。
カーテンを使わず窓ガラスフィルムを採用する場合の注意点
しかしカーテンの代わりに窓ガラスフィルムを採用する場合、いくつか注意が必要な部分があります。それを考慮し、窓ガラスフィルムが必要かどうか判断しましょう。
道具と正しい手順を守らないと上手く施工できない
窓ガラスフィルムはカーテンと違い、簡単に取付けすることは出来ず、施工するための道具と正しい手順を守らないと、上手く貼り付けできずに結果的に苦労する事になるケースが多いです。施工にはちょっとした技術も要するので、手先に自信のない方には敷居が高く感じられるかもしれません。
耐久年数や熱割れに注意する
窓ガラスフィルムも当然経年劣化をするので、その際は貼り直しが必要です。また遮熱フィルムなどは冬場の寒暖差でごくまれに窓ガラスの熱割れに繋がる場合もあるので注意が必要です。
まとめ
窓ガラスフィルムはお部屋の模様替えにも役立ち、カーテンを使わないことで部屋のスペースをより広く活用できるようになる画期的なアイテムです。春の新生活の時期や、年末の大掃除、その他お部屋を模様替えしようと思っているタイミングで部屋の雰囲気を大きく変えたいとお考の方や、エアコンなどを使わずに室温調整をしたいとお考えの方は、是非窓ガラスフィルムの施工を検討してみると良いでしょう。
次の記事へ
シルバーと透明の遮熱ガラスフィルム、貼っても効果なし? »