窓ガラスとフィルムの間に出てくる水残りの防止策や、無くすためのポイントとは
窓ガラスとフィルムの間に出てくる水残りの防止策や、無くすためのポイントとは
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窓に窓ガラスフィルムを貼付けする際、手順の1つに霧吹きで石鹸水を吹きかけて貼付けするというものがあり、これはごく一般的な施工方法です。石鹸水は透明感を損ねるほこりの付着や空気の侵入等を防いでくれて綺麗な外観を実現するのに必要です。しかし、それにより窓ガラスフィルムを貼付けした際にガラスとフィルムの間にところどころ「水残り」がどうしても発生してしまいます。そこで今回は、DIYによる窓ガラスフィルム貼付け時に発生する水残りを防ぐためのポイント、失くす方法について解説していきます。よろしければ是非、ご参考にしてください。
Table of Contents
窓ガラスフィルムの水残りについて
まず、窓ガラスフィルムの水残りは何故、発生するのかか解説していきます。
窓ガラスフィルムの水残りとは?何故出来てしまう?
通常、窓ガラスフィルムの施工時には、ほこりなどのゴミの除去や静電気防止のために、窓ガラスに石鹸水あるいは水を噴射します。そのあと、窓ガラスフィルムを貼付けする際にスキージー等を使って窓ガラスフィルムの上から圧力をかけ、フィルムの端から水と空気を抜きながら圧縮していきます。その時に空気を完全に抜くことは出来ても、水はどうしても多少の残りが発生します。この残った水がある程度時間が経つと集約され、水残りとなってしまうわけです。
水残りは貼り付け後にほぼ必ず発生する
上記の過程により、窓ガラスフィルムの基本的な貼付け時方法では、ほぼ必ず水残りが発生してしまい、完全に防ぐのは難しいといえます。水の残りの水量が多いと、集約された際に眼に見えるレベルの空気残りが併発してしまう場合もあります。水残りも大きさに応じて対処が必要となります。
窓ガラスフィルムの水残り 改善法とは
では、窓ガラスフィルムに水残りが発生してしまった場合、水残りを無くす改善法について解説していきます。
水残り改善策
改善策とは言っても実は、特別なことは必要ありません。水残りは時間経過と共に消えていくので、水量が多すぎなければ放っておいても基本的に問題ありません。窓ガラスフィルムには表面から水が落ちる透過性があります。フィルムの表面あるいは端から水が自然と抜けていくので、空気残りさえ発生しなければ完全に消えて跡も残りません。そのよう事から、水残りはどうしても発生するのですが、発生しても必要以上に心配する必要はありません。
水残りは正しい方法で早く改善する
しかし、水残りの量やいつまでも窓ガラスフィルムに残っているのを見ると落ち着かない方もいるかと思います。そこでなるべく早く改善する方法についても解説していきます。
水残り現象を早く改善するために
窓ガラスフィルムの水残り現象を早く改善させるには、周囲の環境が重要です。水残りを早く消すためには窓ガラスフィルムから水を透過させやすい、つまり蒸発しやすい環境を作りましょう。室内を乾燥させた状態、かつ室内の温度を上げます。更に扇風機などで、窓ガラスフィルムの表面に風を当てるようにしましょう。こうすることで水が抜けるまでの時間を格段に短くすることができます。蒸発しやすい環境が整っていれば、500円玉の大きさの水残りでも次の日には改善できている場合も多いです。逆に冬場や室内の湿気が高い場合は、水残り改善の進行が滞りやすいので注意が必要です。
水残りをなるべく少なくする工夫
そもそも発生する水残りをなるべく小さくしたい場合、施工時にしっかりと抜くことが重要です。窓ガラスフィルムを綺麗に貼付するには道具の選択が特に大切で、窓ガラスフィルムを貼り付ける際、圧力をかけるためにスキージーを使います。このスキージーをなるべく幅が狭く、先端のウレタンゴムが硬いもを使用すると圧力をかけやすい分、大きな水残りを防ぎやすくなります。
まとめ
窓ガラスフィルムの水残りはせっかく丁寧に貼付けしても出てしまい、気になってしまうものですが、自然消滅するものなので必要以上に注意する必要はありません。また、窓ガラスフィルムの透過性の特性を理解していれば早く改善することも可能です。もし、施工した際に気になった方は参考にしてみてください。
今回はDIYによるフィルム施工での水残りの解消法を解説しましたが、プロが貼ると当然ですが仕上がりは全く違います。窓に合うようにサイズを切り出すところから微妙な位置調整、余分なフィルムのカットなど、水残り以外にも気を付けるポイントはあるので、「自分ではできないなあ」と感じる場合はぜひ弊社にご連絡下さい。
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