ガラスを簡単に切る方法とは?曲線やきれいに切るポイントも解説
ガラスの切り方ときれいに切るポイントについて
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DIYで棚などを作る時、一部にはめ込むなどしてガラスを使うと、一気にプロのような仕上がりに。ガラスを切ることができると、物作りの幅が広がります。ガラスを切るというと、難しく感じるかもしれませんが、コツを掴めば、ガラスは意外と簡単に切ることができるのです。そこで今回は、ガラスの切り方とポイントをご紹介します。
ガラスを切るために必要な物
まずはガラスを切るための道具を揃えましょう。ガラスに必要な道具は以下の通りです。道具はホームセンターで揃えることができます。
- ガラスカッター
- カッティングオイル
- ガラス切断用定規
- ランニングプライヤー
- 砥石
ガラスカッターの準備方法
ガラスカッターを使う前に、ガラスカッターの裏ブタを開けてカッティングオイルを入れて準備をしておきましょう。専用のオイルが手に入らない場合は、灯油やミシン油でも代用可能です。
ガラスをきれいに切る方法
ガラスをきれいに切る方法を手順に沿って解説します。
ガラスカッターで「にゅう」を入れる
ガラスの切りたい部分に定規を当てて、カッターで切り傷を入れます。この切り傷のことを「にゅう」と呼びます。にゅうを入れる前に、カッターの刃が切りたい線上に垂直に当たっているか確認しましょう。ななめに当たっていると、にゅうもななめに入ってしまい、ガラスをきれいに切ることができません。
曲線は専用のカッターを使う
ガラスカッターには、直線用と曲線用があります。直線用でも曲線を切ることは可能ですが、専用の物を使った方がきれいに切ることができます。
「にゅう」に沿って割る
ガラスににゅうを入れたら、にゅうの左右を掴み、均等に力をかけて板チョコを割るイメージでガラスを曲げるように割ります。
ガラス用砥石で断面を整える
割れたガラスの断面は鋭く、怪我の危険があります。そのため、ガラスを切った後はガラス用の砥石で断面を磨き、きれいに整えましょう。
ガラスを切る際のポイント
ガラスをきれいに切るための5つのポイントをご紹介します。
途中で止めない
ガラスににゅうを入れる際は、途中で止めないように注意しましょう。途中で止めてしまうと、傷が途切れてしまったり、傷の深さが変わってしまったりします。すると、上手に割れなくなってしまうのです。
失敗しても同じ場所を切らない
もしも途中で止まってしまった場合、同じ場所を二度切ることは避けましょう。にゅうがボロボロになってしまい、きれいに割れなくなってしまいます。途中で止まってしまったり、失敗したりした際は、ガラスをひっくり返して反対側を切りましょう。
適度な力で切る
にゅうはあくまでガラスを割るための「ガイド」です。紙をカッターで切るように、ガラスカッターでガラスを切るわけではないので、力の入れ過ぎには注意してください。力を入れ過ぎると、割れてしまう危険があります。また、逆に力が弱過ぎるのもよくありません。力が弱いと、にゅうが十分に入らないため、割れにくくなってしまうからです。
ガラス板が厚い場合はランニングプライヤーを使う
ガラス板が厚い場合は、手では割りにくいため、無理して割ろうとするのは危険です。ランニングプライヤーという、ガラスを挟むためのペンチのような道具を使用することで、安全に割ることができます。
細く切る場合はやっとこを使う
手でガラスを割るのが難しい場合、ランニングプライヤ―で掴んで割ります。しかし、ガラスの端の方を細く切りたい場合は、ランニングプライヤーは大き過ぎて端を掴むのは難しいので、ランニングプライヤーよりも小さいやっとこを使いましょう。
ガラスをきれいに切るコツは慎重に切ること
ガラスは専用のガラスカッターを使うことで、簡単に切ることができます。ガラスをきれいに切るコツは、慎重に切ることです。急いで切ろうとすると、線が途切れてしまったり、違う場所を傷付けてしまったりします。慌てずゆっくりと、確実にきれいなにゅうを入れることを意識しましょう。