明るさ確保・プライバシー保護・お庭が見えることを実現
福岡市城南区南片江|グラデーションフィルム
今日は城南区のお客様から「隣に家が建つので階段を目隠ししたい」とのお問い合わせをいただき、グラデーションフィルムを施工させていただきました。
現地調査で訪問させていただいてびっくりしたのが、階段の上から下まで続く長く大きな窓ガラスでした。
個人宅では見たことがない、とても大きく明るい窓で、室内にたくさんの明るさを取り込む素敵な窓です。
このまどにグラデーションフィルムを貼るとなると、ちょっともったいないな~と感じつつも、確かに目の前に新しい住宅が次々と建ち並んでいて、室内が丸見えでもありました。
そこでご要望として、「明るさは確保」「外からは見えない」「外のお庭(植栽)は見たい」とのことで、上から下に段々と透明になるグラデーションフィルムで、3Mの「ダイヤモンド」をお選びいただき、施工となりました。
グラデーションの「無地⇔透明」の変化の度合いは柄によってさまざまありますが、このダイヤモンドは透明の部分の深いところまで柄がうっすらと続いているので、微妙なポイントで隠すことができるデザインです。
私は個人的に好きな柄の一つです。
ところで今回は、フィルムの最大幅を超えるほど窓がとても大きいため、フィルムをジョイントして施貼り付けとなりました。
このジョイント貼りはよく行う手法で、機能性フィルムだと最大約幅1,5m、デザインフィルムだと約1,2mを超えるとフィルムとフィルムを「つないで」貼ります。
つなぎ目はあまり目立ちませんので、建物の環境に自然と馴染みます。
さて、グラデーションフィルムは「変化の開始位置」をどのあたりにするのかという、お客様との打ち合わせがとても大切だと感じます。
開始位置次第で「見える・見えない」の度合いが変わりますし、お部屋に入り込む光の量も変われば、当然室内の雰囲気を大きく変える要因になるからです。
また、この開始位置次第でジョイント貼りの難易度が変わることもあります。
今回は開始位置の都合で階段の裏の約10㎝の隙間(死角)でジョイントすることになり、難易度が最高レベルに高まりました(^^;
上下でジョイントするためつなぎ目部分を極限まで水を抜く必要がありますし、そもそもジョイント部分がなかなか見えにくく、施工道具もうまく入れにくく、フィルム自体もガラス面に乗せにくいという条件でした。
しかし施工中の体位を工夫したり、階段を上り下りしながら微調整を繰り返すことで、無事に施工は終了!
このような狭所、死角あり、階段などでの施工をいかに行うべきなのか、とても勉強になりました。
お客様には仕上がりが綺麗で外から見えないとご安心頂けて、私こそほっと一安心でした。