窓ガラスの反射を抑えて景色やディスプレイがすっきりみえる!
驚異の反射率0.9%!「反射しない」効果が目に見えます。
こんにちは。
今日は山口県下関市のドローン運営会社である「ドローンX」様よりご依頼を頂戴し、大きな壁面ガラスに反射低減のフィルムを施工しました。
「反射低減フィルム」とはなかなか聞きなれないかと思いますが、簡単に言うと、ガラスに映り込む風景を極力映らないようにして、景色や室内のディスプレイをすっきりと見えるようにするフィルムです。
百聞は一見に如かずなので、まずは施工前の画像をご覧ください。
風景が映り込んでいるので、よく分かりにくいかと思いますが、壁面ガラスの向こうにドローンをアピールするための大きなモニターが設置されています。
モニター画面が黒色のため、ガラスが鏡のように反射してしまい、画面の内容がよく見えません。
むしろ映っている車や道路、植栽、お向かいの店舗など、周辺の環境のほうがよく見えます。
ここに反射低減フィルムを貼るとこうなります。
モニターの枠がしっかりと見えるようになり、画面にはドローンの映像が流れていることがわかるようになりました。
この画像を撮影しているカメラの都合で(私の撮影技術の都合で・・・)、この見た目の画像になりましたが、施工前と後では見え方がかなり違うと思います。
今回のご依頼主は「せっかく大きなモニターを設置したのに反射して良く見えない」とのお困りごとがあったとのことで、施工後に反射が抑えられた状況をご確認いただき喜んでいただきました。
どの程度反射を抑えるのか?
ところで、なぜ無色透明のガラスに周辺の風景が映り込んだり、夜間には室内の様子が鏡のようにして見えるのでしょうか?
言うまでもなく、これは光の反射による作用です。
ガラスは無色透明に見えますが、素材の性質上、昼間でも10%ほどの光を透過せずに反射します。
眩しいほどの反射ではありませんが、人や風景がしっかりと映り込みますので、今回のようにディスプレイを見せたい場合や高層のレストランで風景を堪能したい場合などは、映り込みが煩わしく感じることがあるでしょう。
これらの反射を抑えることができるのが、反射低減フィルムです。
反射低減フィルムの特徴は、なんといっても「反射率の低さ」です。
前述「昼間でも10%の反射率」と記しましたが、この反射低減フィルムを貼ることで、反射率を0.9%まで抑えることができます。
1%を切る反射ですから、映り込んでいるのかどうかよく分からないレベルになります。
また、フィルムの特徴を最大限引き出すため、室内側と外側の両面に施工します。
光の反射は外の太陽光と室内の照明からももたらされるためです。
片面だけの施工も可能ではありますが、反射率が6%程までの低減なので、いまいち見た目に変化を感じにくいです。
詳しくはフィルム開発元であるサンゲツ社のこの資料をご覧ください。
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ちなみに、この目に見える光は「可視光線」と呼ばれるもので、明るい、暗い、眩しいなど、人の眼には明暗のもととなる光です。
フィルムのご依頼をいただくお客様からは「明るさを抑えると日焼けしないですよね?」と聞かれることが割と多くあるのですが、日焼けの原因は「紫外線(UV)」です。紫外線はには人が感じる明るさはありませんので、日焼けと明暗には関係はありません。
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