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窓ガラスはいつから使われていた?海外と日本の窓ガラスの歴史

石造りの家の窓

窓ガラスの歴史について

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普段何気なく開け閉めしている窓ガラスですが、昔の日本の窓には窓ガラスは使われておらず、障子(しょうじ)を使っていました。日本では、いつごろから窓ガラスが使われるようになったのでしょうか。また、そもそも窓ガラスはいつ、どこで誕生したのでしょうか。今回は、窓ガラスはいつから使われ始めたのか、その歴史を解説します。

窓ガラスはいつどこで始まった?

窓ガラスはいつ、どこで作られ始めたのでしょうか。窓ガラスの始まりを見てみましょう。

最古の窓ガラスは古代ローマ時代で使われたもの

世界で現存する最古の窓ガラスは、古代ローマ時代のヘルクラネウムという町で使われていたものだと言われています。当時は透明で薄いガラスを作る技術はまだなかったため、窓ガラスと言っても、不透明で3cmもの厚さがありました。

当時の窓ガラスはステンドグラス式が一般的だった

窓ガラスが誕生した当時は、フラスコ状に吹いたガラスの底を切り取って窓にはめていました。そのため、小さなガラスを何枚も作ってジグソーパズルのようにつなげる、いわゆるステンドグラス式が一般的なものでした。

日本でガラス窓が使われ始めたのはいつ?

世界で窓ガラスが使われ始めたのは古代ローマ時代ですが、日本では江戸時代から使われ始めたと言われています。

江戸時代でも「輸入品」の窓ガラスはあった

昔の日本の窓は障子を張るのが一般的でした。江戸時代劇を見ていても、ガラス窓が登場しているのを見たことがある人はいないでしょう。しかし、実は江戸時代にも窓ガラスはあったのです。海外から輸入した物で、長崎の出島にあったオランダ商館に使われていたと言われています。

ガラス窓が作られ始めたのは明治時代以降

日本で本格的にガラス窓が作られ始めたのは、明治時代以降です。明治維新後、急激に西洋化が進んだことで、西洋の建物が多く建てられたと同時にガラス工業が発展し、日本でも窓ガラスが使われ始めました。

庶民に広がり始めたのは関東大震災以降

明治時代以降、日本でも窓ガラスが普及し始めましたが、一般家庭へはまだまだ浸透していません。窓ガラスが庶民の間にも広がったのは、関東大震災以降です。震災で倒壊した建物を立て直す際に、ガラス窓を取り入れる家庭が多く、窓ガラスが広まっていったのです。

日本でガラス窓を使い出すのが遅かった理由

外国で窓ガラスが使われ始めたのは古代ローマ時代ですが、日本で使われ出したのは江戸時代以降です。なぜ、日本は窓ガラスを使い始めるのが外国よりも大幅に遅かったのでしょうか?その理由は、日本の窓に使われていた「障子」にありました。

障子がガラスの代わりになっていたから

そもそも外国で窓ガラスが使われるようになった理由は、遮光が難しかったからです。昔の外国の窓は、強烈な光が室内に入ってくるのを防ぐために、羊の皮を吊り下げて遮光カーテン代わりにしていました。しかし、羊の皮は厚く、降ろすと部屋は真っ暗になってしまいました。つまり、まぶしいか真っ暗かの極端な状況しか作りだすことができなかったのです。そして工夫した結果、遮光しつつも柔らかい光が入る窓ガラスを作り出すことに成功しました。一方、日本では古くから窓には障子を使っていました。障子は適度な遮光で部屋を明るくする効果があります。つまり、日本では窓ガラスと同じ働きをする障子があったため、当時非常に高価だった窓ガラスをわざわざ使う必要がなかったのです。

窓ガラスは古代ローマ時代から使われていた

窓ガラスの歴史は古く、古代ローマ時代から使われていました。日本では窓ガラスの普及は明治時代以降と比較的近代ですが、現代では窓ガラスは私たちの生活にはなくてはならないものです。そんな大切な窓ガラスですが、ガラスは強い衝撃が加わると割れてしまう危険があります。そこでおすすめなのが窓ガラスフィルムです。窓ガラスフィルムを貼ることで、窓ガラスを強化することができます。「Harumado」では、その他にも遮熱・断熱、防犯、目隠し、抗菌など様々な機能の窓ガラスフィルムを取り扱っております。窓ガラスフィルムは、貼るだけで暮らしをより豊かにすることができますよ。窓でお困りごとや気になる点があれば、ぜひ「Harumado」にご相談ください。国家資格に基づいた確かな施工で、皆様の暮らしを快適にするお手伝いを致します。

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