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シルバーと透明の遮熱ガラスフィルム、貼っても効果なし?

使い方次第で高い効果あり。エアコン併用でメリットが最大に!

 

国家資格1級ガラスフィルム施工技能士

Harumado 平井 喬

 

遮熱フィルムの施工をお考えのお客様からよく「どのくらい暑さをカットできますか?」とご質問をいただきます。

費用をかけて暑さ対策をするのですから、効果を期待するのは当然ですよね。

ネットで調べると「体感温度を6℃さげます」とか、「窓際温度でマイナス15℃」などの効果を謳うページが見つかりますが、実際に効果があるのかどうか分からないかと思います。

私はガラスフィルム施工を本業専業としていますので「本当に効果あるの?」と聞かれると、率直に「効果はあります。でもフィルム単体では室内は冷えません」とお答えします。

なんだか矛盾しているようにも聞こえますが、「暑さをカット」と「室内を冷やす」は別物でして、これがちょっとした誤解の原因にもなることも・・・。

結論を先にお伝えすると、フィルムとエアコンの併用で最も高い遮熱効果を得られます。なおかつ電気代も減らせます。

今回は多くのご質問をいただく遮熱フィルムの効果と正しい使い方について書き進めたいと思います。

 

フィルムとエアコンの特性

さて、フィルムとエアコンの併用で遮熱効果が最高になると記しましたが、これはフィルムとエアコンの特性・能力に違いがあるからです。

 

フィルム=室内に暑さを入らせない

ガラスフィルムの能力は、暑さを室内に入らせないようにすることです。フィルムを構成するアルミニウムなどの金属層が遮熱効果を発揮し、最大で8割もの日射熱を外側に反射します。一度貼ると特になにもしなくても効果が持続し、必要なことは定期的な窓拭きぐらいです。

ところでガラスフィルムは空間を冷やす能力はありません。あくまで窓際で暑さをカットすることに特化しており、室内に蓄積される暑さの対処はできません。

 

エアコン=室内を冷やす

エアコンの能力は当然ですが室内を冷やすことに尽きます。動力源(電気)を使って冷気を室内に循環させ快適な空間にします。維持のために毎月の電気料金がかかり、真夏にハイパワーで使っているとびっくりするほどの請求が来ることも・・・。しかし暑さが年々厳しくなる昨今、使わなないと健康を維持できないため各家庭で使用量は毎年増えていると思います。

一方で窓から入ってくる暑さを遮る能力はありません。空間を冷やすことに特化しており、冷やしている間も日射熱の流入は防げないということです。

 

併用しないとどうなる?

このように、暑さに対処する能力が違う遮熱フィルムとエアコンを、併用せずに片方だけ使うとどうなるのでしょうか?

また、対処すべき暑さとはそもそもそのような性質があるのでしょうか?

暑さの73%が窓から入る

室内を暑くする日射熱の総量を100%とすると、実に73%が窓ガラスから入ってきます。他の27%は屋根や壁などが暖められたり、換気口経由で入ってくるもので、暑さの大部分が窓ガラスから入ると言っていいでしょう。

そしてこの暑さの正体、意外と知られていませんが紫外線ではありません。暑さとは目に見えない「赤外線」と、目に見える「可視光線(明るさ)」で、熱量の内94%を占めます。つまり、窓ガラスでいかにして赤外線と可視光線を遮るのか、ということが暑さ対策の最重要ポイントと言えます。

 

フィルムだけだと熱が蓄積することも

最も性能の高いミラー遮熱フィルムだと、最高で8割も暑さをカットしてくれます。そのため室温の急激な上昇は抑えられますが、2割ほどの日射熱が「明るさ」として室内に入ってくるため、真夏の閉鎖空間ではこの日射熱が室内に蓄積します。加えて建物自体が熱せられるので、夕方の帰宅時には「2割の暑さ」を感じることがあります。

 

エアコンだけだと冷え切らない場合も

エアコンをハイパワーで動かしても「窓際が暑いな」とか「思たように冷えない」とお困りのこともありますよね。これはエアコンのパワーを相殺する、または上回る日射熱が入り続けることが原因です。遮光カーテンを使うと日射熱をカットできるのですが、景色が見えなくなって明るさも犠牲になります。圧迫感や閉塞感も出るのであまり使いたくないというのが本音ではないでしょうか。

 

このようにフィルムとエアコンを併用しないと、2割の暑さを感じたり室内が冷え切らなかったり、効果としては不十分ですっきりとしないです。

遮熱フィルムをガラスに貼ることで日射熱を8割カットして、2割の暑さをエアコンで冷やす、という2段構えが効果を最大化するためのポイントです。

 

併用で体感は最高マイナス6℃

それではフィルムとエアコンを併用するとして、その効果はどれくらいなのでしょうか?

 

ハイパワーでなくても冷やせる

フィルムによって暑さがピーク時の2割まで落ちた室内を冷やすので、エアコンの空調効率がグンとよくなりハイパワーでなくても十分に冷やせます。その効果は体感温度によって感じることができ、最高でマイナス6℃にもなります。フィルム施工前にエアコン使用で30℃だとすると、マイナス6℃で24℃まで下がるので、一般的には涼しさを感じる室温となります。また、ローパワーで冷やせるため電気代も削減できますので、家計にも優しいのは容易に想像できますね。

ちなみに弊社では遮熱フィルムの体感キットを用意していますので、フィルムをご検討の段階で遠慮なく体感キットをお申し付けください(^^)

 

平均10年の耐久品

フィルムの寿命、遮熱性能が効果を発揮する目安は平均で10年です。家庭内の家電が5年~7年耐久の製品が多いことを考えると、結構長めの耐久性があると言えます。平均の施工料金は10万円なので、1年あたり1万円。削減できる電気料金と比較をしてみると、高くないお買い物になりそうです。

 

飛散防止性能とUVを99%カット

さらにフィルムには、必ず「飛散防止性能」と「UV99%カット」の性能も備わっています。

台風などの災害時にガラスが割れてしまったとしても室内への飛び散りを防ぎますし、UVをカットするので人体の日焼けや家具・床などの劣化退色を防いでくれます。

 

このようにフィルムとエアコンは併用することでお互いのデメリットを打ち消してメリットを最大にすることができます。

さらにフィルムには飛散防止効果やUVカット性能もあり、災害対策と健康維持にも役立ちます。

ガラスフィルムは1枚で何役も担える優れもの、と言えそうです。

 

さて、出来る限りサクサクとお読みいただけるようにしたつもりですが、よく分からないな~、とかどういうことだ?など疑問がありましたら、遠慮なくお問い合わせ、ご質問下さいませ(^^)

お気軽なお問い合わせ、お待ちしております。

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